内容説明
「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」。聖書/『創世記』/『ヨハネの黙示録』の見立て連続殺人を主旋律に、神/「清涼院流水」の喇叭が吹き荒れる舞台で踊りつづける超絶のメタ探偵・九十九十九の魂の旅が圧倒的文圧で語られる。“世紀の傑作”はついに王太郎の手によって書かれてしまった!「ハァレルゥヤ」。
著者等紹介
舞城王太郎[マイジョウオウタロウ]
1973年福井生まれ。2001年、『煙か土か食い物Smoke,Soil or Sacrifices』にて新世紀初となる第19回メフィスト賞を受賞し、デビューする
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感想・レビュー
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雪紫
49
「こんな人ちゃうわ(CV名探偵津田)。」JDCトリビュートと言うよりVSJOJO。九十九十九でも流水さんのとは違う。何故なら彼は「加藤九十九十九」だから。何を言ってるかわからない?うんわかる。初っ端から「ほうな~♪」だし。黙示録見立て物も、同じ構成のミステリもいくつか読んだし、使い捨てヒロイン作品も知ってるけどその中でも郡を抜いてぶっ飛んでる。本家十九は絶対にやらんことを平然とやってのけるし、「メタ探偵」の概念と自分探しに挑んでいく。カオスとエログロで、眼球の価値が軽い。「幻影城殺人事件」は圧巻です。2026/03/29
harass
23
先日読んだ柴田高橋の対談本で知った本。清涼院流水のミステリー小説のスピンオフ作品らしい。ああこれはメタフィクションの極限だと感心した。虚構であることを徹底的に意識してあり、語り部の主人公(あまりの美しさに人が彼の顔を直視すると倒れてしまう!)の謎が次第に明かされる。何重にも入れ子状態のメタフィクションで、往年の筒井康隆並みの実験性を感じた。ただし普通の小説だと思って読むとついていけない人が多いのは確実。現代文学のメタフィクションが新本格派ミステリーとここまで親和性があるのかと驚いた。三島賞候補作。2014/03/11
miroku
15
もはやミステリーではないな・・・。メタ構造をこね回し、玩具にした作品。ループし、自分の尻尾を追いかけ回しながら、…バターにはならないのだよね。2012/09/18
井戸端アンジェリか
14
長い・しつこい・うるさいのトリプルスリー。 それにしてもトリプルスリーですが、どこで流行ってるの?イカした兄ちゃんたちの集うスポーツバーか何かで?新橋のSL周辺でインタビューされちゃう素敵なオジサマたちの間で? わからん。この本もまったくわからん。深く読み込むと『ん??』ってなるし、サラッと読むと『あ゛っ?』になるのさ。一体全体誰に流行っているのさ───!!な、マイジョーマニアしか手を出してはいけない逸品です。2015/12/15
吉野ヶ里
14
再読。ほんとファックな小説。つーか小説ではない。なんだよこれくそう、とか思いながら舞城王太郎への愛で読み切った。2章くらいから修行だったな、ほんと。いい感じではあるんだけど、結局なにが起こってたのかわからんし、作中作を連続させる形式は実験的ではあるけれど面白くはなかったぞ。キャラクター小説としてはありかもしれなかったけど、内容はとにかくひどい。皆無。舞城は処刑されても仕方がないんじゃないだろうか。講談社愛に溢れた本でしたね。でも、これ楽しんで読んだやついるのか。いるとしたら読書キチガイに違いない。2014/12/13




