内容説明
“川渡しの問題”を高田流に磨き上げた「山羊・海苔・私」をはじめ、論理パズルと小説が渾然一体となった、傑作短編集。どういうわけか、毎月立ち現れる、端から解けそうもない難問から、冗談としか思えない奇問・珍事件まで、貴方の脳ミソを激しくシェイクする仕掛けが、快感中枢を刺激する。今回は、有栖川有栖氏が“高田崇史ワールド”を解説。
著者等紹介
高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞し、デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
11
論理的なパズルは合わないなと思いながらの読了。内容はともかくとして… 最初の章に出てきた男性、確実に祟さんですよね!! 見知らぬ人間にも突っ込みを入れるとはら流石だなと思いつつ、思わぬ邂逅に嬉しくなりました。有栖川さんの火村先生の名前もありましたし…。と、全く本編とは関係ない部分での楽しさを見つけていました(笑2019/03/04
いんちょ
1
2007-05232016/01/01
ツキコヨウ
1
解説は有栖川有栖氏がお送りします。この世にはパズルで溢れていることと問題文には書かれていないのにも関わらず答えがある理不尽さが好き。2014/09/04
kohalu
1
3冊目。今回もパズルづくし。でもちゃんとパズルがお話に絡んでいるのでとても読みやすい。パズルを解く時間があるから、読むのに時間がかかってしまうけれど、楽しい。今回はわりと解けるものがあって、爽快感が良かった。解説が有栖川さんだと思っていたら、火村先生の名前が出てきたり、有栖川有栖オススメミステリみたいな張り紙が出てきたり、笑ってしまった。1作目は西ノ園萌絵で解説が森先生だし、4作目も誰かの名前が出ているのかちょっと気になったり。2012/06/19
nupoka
1
「お」で始まり「お」で終わる、か。「ちゅうしゃ・じょう」って名前を予想してたんだけど外れた。2012/03/27