講談社ノベルス
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い

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  • サイズ 新書判/ページ数 379p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061822337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。立命館大学在学中。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、デビューする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

166
ミステリーの枠を超えた方向にぶっ飛んでんのかなと思って読んでたら推理小説としても堅牢な内容。しかしそれ以上に多数の人物が出てくるのに一人一人のキャラ立ちっぷりが素晴らしく饒舌な文体といい、異様に濃密な空気感の味わいが一番印象的。2012/05/08

くろり - しろくろりちよ

104
『戯言』シリーズ一作目。そして西尾維新一作目。いろいろな本の解説や漫画の原作でお目にかかっていて、気になっていた作家さんの一人。イメージは「永遠の中二病」。大人になることを拒否し続けて作品を産み出していく作家。今作で語り手である「ぼく」は世界に対して感情が薄い。記憶力が悪いのは、何も記憶するほどのことが起こらないから。ぼくが一緒に居たいと願う玖渚友は、ぼくより技術も才能も全てを持っているように見えるのに、マイナスの感情を知らないから、幸せを知らない。そんな二人のもとで起こったクビキリ事件。人は何を思うか。2011/12/05

拓郎

88
たまにはこういうものもという気持ちで読んでみました。西尾さんの化け物語はそれなりに面白かったけどこちらはあまりよくなかったです。ワクワクとかドキドキとか感じられなかった。ちなみに若い人はこういうの面白いと思うんだろうかと素朴な疑問がわきます。2016/07/09

ひめありす@灯れ松明の火

72
登録2424日目、にしにしで西尾維新。数年ぶりに読むデビュー作。私達零年代に青春を費やした者にとっての必須教養であり、新しいバイブルでありサーガとなった一冊。繰り返される言葉、言い間違いガール、問題ありヒロインなど今の西尾維新の片鱗が随所に垣間見られるし、半面で今の西尾維新が捨ててきたもの(ご本人がもう新本格の旗はあげないと言っているので)で私が心底愛しんだものが沢山散りばめられている。もしかしたらまたここに西尾さんは帰ってくるのかな。サイクル、リサイクル。まあ、何を言おうと結局のところ戯言なんだけどね。2016/08/24

がらは℃

55
キャラクター重視という印象。最後にズバッと登場の哀川に持って行かれた。そしてバリバリと伏線を残したまま。。。2010/08/14

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