内容説明
会津藩と薩長との戦いで、女性部隊である会津娘子隊を率いた中野竹子は、凛とした風情を湛える絶世の美女としても有名だった。その竹子の面影を引く女と、彼女への憧れを抱く男。男が引き起こした殺人事件は、12年前、十津川によって解決されたはずだったが…。会津の気風をはらんで京太郎浪漫、最高潮へ。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。’65年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。’81年には『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞に輝く。鉄道推理に新境地をひらき、トラベルミステリー隆盛の先駆者となった。人気・実力ともに、他の追随を許さない超流行作家である
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