内容説明
そのフロッピーには54個の文書ファイルが収められていた。冒頭の文書に記録されていたのは出張中の夫の帰りを待つ主婦・向井洵子が経験した奇妙な出来事を記した日記。その日記こそが、アイデンティティーをきしませ崩壊させる導火線だった。
著者等紹介
井上夢人[イノウエユメヒト]
1950年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イカまりこ
8
本屋大賞超発掘本。ワープロやフロッピーなど昔の物が出てくるが内容は全く古くない!主婦の日記を読んでるドキドキにプラスして、誰かがなりすましてる?ってハラハラがどんどん出てくる。人物ごとに分かれた章がテンポがよく止められない読書だった。最後の訴えかけにはゾクッと鳥肌。どんな人もいろんな面を持っていて、どの自分も嘘ではなく本物の自分だ。自己肯定感低い時とか、ラストの訴えが刺さると思う。どんなに傷つけられても自分で自分を守らなきゃって力が沸く。医療はこの時代から変わってるんだろうか?警察と医者が酷いなと思った。2024/04/13
ゆい
7
普通のミステリかと思ったら、読み進めるにつれて、あれ?これって…と気づいてからの、「この人も? え、この人もそうだったの!?」感がすごい。日本じゃあまり聞かないものなぁ。彼女のその後が気になる。2017/03/13
春
7
ラストの1ページがなんとも言えない。楽しめました。2013/07/23
夏子
3
ラストの空白の部分の意味を色々と考えてしまいます・・・ 章が小分けになっているので読みやすい。2012/08/09
笹
3
ある程度トリックが読めていたつもりだったのに。 それも一転、かかと落としを喰らい、昇天、合掌・・・という感じ。2002/06/12
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