講談社ノベルス
UNKNOWN

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  • サイズ 新書判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061821200
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

侵入不可能なはずの部屋の中に何故か盗聴器が仕掛けられた。密室の謎に挑むのは防諜のエキスパート・防衛部調査班の朝香二尉。犯人の残した微かな痕跡から、朝香は事件の全容を描き出す。完璧に張り巡らされた伏線!重厚なテーマ性!リアリティ溢れる描写力!!熱く、そして端正な本格ミステリが登場した。第14回メフィスト賞受賞作。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

31
第14回メフィスト賞受賞作品、著者デビュー作。ミステリ部分は企業で働いたことがある人のほとんどが分かりそう。それよりも著者が実際航空自衛隊員だったそうで、自衛隊員の言動や基地内での様子がリアルでそちらが面白かった。朝香二尉のキャラも魅力的で良かった。2015/05/06

たかなし

26
んー結末が微妙ですねぇ。この薄さ(約200ページ)だからまだ良いです。2018/08/03

yumiDON

26
閉鎖空間である自衛隊基地、そしてその中の更に閉ざされた隊長室。そこにある電話機に盗聴機が仕掛けられた。犯人の目的は防諜か!?とてもオーソドックスなミステリーだった。探偵役の防衛部の朝香二尉のキャラもよく、調査先でコーヒー攻めにあう野上もコミカルで面白い。国防の最前線基地という緊張感のある舞台と、朝香と野上のやり取りとのバランスのよさが読みやすくさせる。一見地味ではあるが、自衛隊員の職務に対する葛藤も読めて満足だった。2015/04/24

藤月はな(灯れ松明の火)

22
自衛隊を舞台にした小説をテーマにしたのコミュニティでとある読書人の方がご紹介していたので懐かしくなり、再読しました。軍隊として周りから見られる自衛隊ですがこの国に生きている私たちが平穏に暮らせるのは自衛隊の人たちが守っている事実があります。私たちはそのことも踏まえて考えていくことが私たちが気づかなくてもどこかで未だ、自爆テロなどが起こっている世界で生きている中で必要となってくると諭された作品でした。最後にこの本をご紹介してくださった読書人さんへ、ありがとうございます。2010/11/01

MATHILDA&LEON

16
自衛隊基地という、閉鎖空間。民間人が決して知る事が出来ない事が多く語られており、ミステリ以外の部分でも楽しめる。自衛隊に対する思いは人それぞれだけれど、平和を維持する事が当たり前で、日本の為に働いてるのに人々には疎まれる職業だなんて、どこまでも辛く悲しい存在なんだな…と読んでいて強く感じた。2014/06/11

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