内容説明
全編、これぞ本格推理!「あの男」がついに最前線へカムバック!!アヴァンギャルドな謎。アクロバテイックな推理。アメイジングな解決。そして、胸を打つ余韻。あらゆるページに本格ミステリの現在と未来が宿る!法月綸太郎を超えるのは、やはり法月綸太郎だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
44
「名探偵 法月綸太郎シリーズ」短編集〔二〕短編集のネーミング、「~の冒険」に続いて「~の新冒険」良いですねぇ!エラリー・クイーンへのリスペクトがこれでもか‼️と言う程感じられます。「イントロダクション」「背信の交点」「世界の神秘を解く男」「身投げ女のブルース」「現場からの生中継」「リターン・ザ・キフト」の六編が収録。どれも技巧が凝らされていて面白いんだけど、携帯やビデオetc.背景が時代に合わなくなっているのが残念…。「背信の交点」のどんでん返し振りが特に好みです。2022/12/20
悪者みきこ
4
間違いのない法月!好きなのは長編だけど、面白いのは短編。でも穂波の性格は好きじゃない!2019/06/30
悪者みきこ
3
再読。身投げ女のブルース、切なすぎるぜー。パズル崩壊も読み返さなくては。2022/11/14
オーウェン
3
法月綸太郎の活躍を描く推理短編5編。 「背信の交点」 あずさ68号に乗った綸太郎が偶然事件に巻き込まれる展開。 そこで服毒した夫が浮気者と自決したという筋道だが、妻には怪しい見解が。 トラベルミステリだが、特急列車が出会うホームでというのがポイント。 「身投げ女のブルース」 綸太郎が出ない珍しいパターンだが、代わりの主役は葛城警部。 法月さん自身がアンフェアと認めているが、自殺を食い止めた葛城警部の行為だが、実は裏である事件がという展開。 印象に残った2作品だが、他作品も水準は維持している。2019/07/21
kagetrasama-aoi(葵・橘)
3
名探偵法月綸太郎シリーズの第二短編集。五編の短編が収録されています。どれもガチガチの本格推理もの、ということでどれも面白かったですが、一番印象に残ったのは、「身投げ女のブルース」かな。まさかの結末だったし、綸太郎の活躍の仕方が心地良かったから。あと、「現場から生中継」はあの現実の事件の逮捕のニュースがきっかけと後書にありました。98年の作品ですから、なるほどと納得。今は、ああいう中継で、ピースしたりする人見ないような気がするけど……。私がそういうワイドショーみたいなもの観ないからだけなのかも?2016/01/09




