内容説明
1930年代。創世記の伝説を探るためアララト山を目指した『ノアの方舟探検隊』の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そして連続殺人!冒険に満ちた古の怪異を、時空を超えて精緻な論理が解き明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
31
再読。森江が謎の老人から聞かされた話、それはまさかの自分の祖父が巻き込まれた冒険ーー恐竜や謎の先住民族が跋扈する世界の連続殺人だった。真相覚えてる上での再読だったから(初読時、綺麗に騙された)、こうして読むと伏線や怪しい描写がちらほらと。しかし、行き過ぎた技巧派というよりあらゆるものを詰め込んだ一期一会のごった煮感。冒険部分は内容覚えていてもはらはらしっぱなしだったし好きですよ。2020/09/19
三丁目の書生
2
戦前(昭和10年代)を舞台とした冒険ミステリー。根本教だとかアーリア派VSユダヤ派だとかトルコのエルトゥールル号遭難事件だとか色々な歴史的事件を思わせる事項がうまく取り入れられています。登場する変人学者・鷲尾哲太郎博士は、実在する木村鷹太郎博士がモデルだそうです。 探検隊は不思議な世界に導かれ、事件に次ぐ事件で話の筋に着いていくのがやっとです。最近の物語は密度が高くスピードがありますね。 ネタバレ検討会 https://sfklubo.blog.jp/archives/27029575.html2025/03/02
二分五厘
0
1998.11.23
三毛猫メリー
0
推理小説というよりは冒険小説。「海底2万マイル」を彷彿させる。一応謎解きもあります。2015/06/25
もぐもぐチョビたん
0
☆☆☆これはスケールの大きい冒険小説って感じ(*^¬^*)ロストワールドさながらの恐竜や謎の部族の跋扈する世界。閉ざされた場所での連続殺人。過去を追想し、犯人を当てる( ̄▽ ̄;)推理材料が少ないため難易度が高い(^-^;これは普通に読んだ方がいいかな。時の誘拐の阿月の時も感じたけど主人公がいい性格すぎて合わない(笑)殿様かっ(`◇´)ゞ2013/12/08
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