内容説明
新宿ゴールデン街の酒場のマスターで事件屋稼業も営む小田健に寄せられた四つの依頼。「借家人の素性を調べてほしい」「公園を造ってほしい」「空きボトルが紛失する」「猫を探して」。勝手知ったる路地のなんでもない調査のはずが、いつのまにやらありとあらゆる火器が咆哮するマンハントの標的に。戦場、暴力、疾走、爆破―つまり感動!エンターテインメントのすべてを叩き込んだ痛快・大興奮のデビュー作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんみん
1
やっと、オダケンのデビューが読めた!あまりの文字数に読めるか不安だったけどわりと楽に読めた。オダケンとワディのやりとりが男気を感じてとても素敵だった。2012/12/11
minami18th
1
主人公は新宿ゴールデン街のバー「オダケン」のマスター「小田健」。 兼業のよろずやとして受けた依頼で、ある人物の素性調べがきっかけで美女「梨花」と知り合う。その調査の過程で新宿区長、建設会社社長、暴力団会長が企てる新宿改造計画を知る。 オダケンは暴力団が雇用したアボリジニの殺し屋に命を狙われ、梨花も暴力団に拉致されてしまう。オダケンと梨花の運命やいかに。 終盤の丹沢山中の戦闘では、映像で見たいようなアクションシーンが描かれる。まさに痛快。大傑作です。 2007/01/28