内容説明
「頼子が死んだ。」十七歳になったばかりのひとり娘を殺された父親の手記の一行だ。手記は、通り魔殺人で片づけようとする警察に疑念を抱いた父親の孤独な推理行と、遂に犯人をつきとめ相手を刺殺、自らも死を迎えるころで終わっている。だが本当の物語はこの手記を名探偵・法月綸太郎が読んだ時に始まるのだ。あなたが手記に抱く違和感が謎を解く鍵だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
61
想像をはるかに超えた驚愕の真実。その一言に尽きる。忘れられない一冊になること間違いなし。2013/12/08
いわた
4
初めての法月先生!ミステリで真相が分かると毎回鳥肌が立つものですが、これはいつも以上にゾワゾワさせられました。手記を読んだ海絵さんの心境を考えると恐ろしすぎる。最後にタイトルの意味が分かるお話はやっぱり良いですね。2014/08/23
JUVE
4
この作品は、突拍子もないトリックや大仕掛けの建造物は一切出てこない.密室もなければ叙述もない.人間関係の複雑さもない.あるのは登場人物各々の心理的葛藤と駆け引き、人間の表と裏、そして心の奥底に眠るドロドロとした、いやオドロオドロシイ屈折した愛. 法月綸太郎は事件を解決するためにトリックを見破るのではない. 彼は人間の心を紐解くのだ.2007/10/30
纏
3
これは読ませる推理物。複雑怪奇なトリックや、あっと驚かされるミスリードもなかった。でも、それらは不要なだけだった。人間の情愛を利用した、恐ろしくも哀しい結末。シリーズ物と知らずにこの三作目から読んだけど、全く障害にならずに読み切れた。他の著作も読まなければ!2014/03/23
こう
3
何度読んでも心が震える。2012/04/04
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