内容説明
親友の不可解な転落死の謎を探るため、母校を訪れた高梨洋子に、名門「聖マリア女子学園」のガードは固かった。だが洋子のひたむきな探究の前に次々と異様な事実が浮び上る。月の13日ごとに起こる儀式めいた動物たちの死、黒い聖母の徘徊、そして第二の死。本年度サントリーミステリー大賞読者賞受賞第一作。書下ろし新本格推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
1
二十数年前、発行時に初読。でもすっかり忘れていたので楽しめました。トリックよりも、修道院が経営するキリスト教系のお嬢様学園の雰囲気や、登場人物や、動機が味になっていました。この学園の卒業生の高梨洋子が高校時代の同級生(シスターとしてこの学園に勤務してます。)に招かれ、探偵役を勤めます。黒崎氏ってプロフィールによれば同志社卒なんですね。このお嬢様お女様した雰囲気、どこをイメージしたなのかなぁ?こういうお話の世界好きです。2016/11/08
お人形
1
スタンダードなミステリ。トリックより動機重視型。ラストは秀逸。4〜5時間で読めた。2012/01/09
二分五厘
0
1990.3.25
kanamori
0
☆☆★2012/10/12