感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
10
のり弁が好きな理由がいい。カノジョがかわいくてうらやましい。2011/08/06
またの名
6
前近代的なコテコテの貧乏人とは違うと主張するライフスタイルは、苦しいだけの困窮状態ではなくこだわりと矜持を持った思想と化す。おそらく(というか間違いなく)バブル全盛期に描かれた貧乏生活漫画では、はじめから早くも超近代的な思想とファッションを目指すことを宣言。もはや貧乏なのか道楽なのか見分けがつかない楽しげな暮らしぶりに加え渋谷でポストモダンぽいものを実地調査するカノジョまで当たり前のように寄り添わせてるので、安心引きこもりライフやニート生活の源流でありながらそれらより余程リアルが充実しているように見える。2016/07/21
むさみか
4
マニュアルというほど 役に立つ情報が載っているわけではないですが 無為の時間を 読書や映画に傾け たまの労働は 大家さんやご近所さんの 雑用を引き受け お金よりも ご飯で支払われるコースケさんの貧乏生活いいなぁ2018/05/22
まろにしも
4
★★★★ 朝、パンを買ってきて、だまって隣の学生(友達)の部屋に入って、パンを焼く(主人公はトーストマシンを持っていない)。もちろん自分の分だけじゃなくて、学生の分まで朝食(あんトーストと目玉焼き)を作ってる。学生が目を覚ますと、「パン焼けてるよ~」といって、学生とほのぼの朝食を食べる。なんかいいなあ。2015/09/22
雨読庵
3
久しぶりに「ビンボー生活マニュアル」を電子書籍で購入。最初に読んだのは小学生の時。絵柄に「昭和」を感じ、懐かしいと完読。読み直して感じたことだが、これは「ビンボーファンタジー」という読み物だ。本当のビンボーは豊かでは無い。「死」と「絶望」「嫉み」という物があるが、この漫画には一切無い。主人公のコースケ君には、穏やかな風がふいている。何も無い、六畳一間の部屋で豊かな生活を送る。「断捨離」や「シンプルライフ」の先駆けだったと。2014/09/23