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出版社内容情報
【内容紹介】
この映像化不可能といわれた作品を、押井守監督がアニメーションという手法で完全映像化に挑んだ。本書はその映画「攻殻機動隊」をアニメコミック化したものである。本書の製作にあたっては、劇場で上映に使用されているものと同じ35ミリフィルムを素材として使用し、全シーン、全カット、そして全セリフを収録、構成することを心がけた。映画ではセリフは音として耳にアクセスするため、その段階でこぼれてしまう情報もあるが、セリフを読むというメディアである本書は、反芻して確認できるので、より深い作品への理解が容易になるはずだ。
西暦2029年。通信ネットワークに覆われ、膨大な情報が世界を駆け巡っている超高度情報化社会。しかし国家や民族、そして犯罪は依然として存在していた。より複雑化していく犯罪に対抗すべく結成された特殊部隊……公安9課に所属するその組織の名は、攻殻機動隊と呼ばれた。原作コミック『攻殻機動隊』は、1989年より「ヤングマガジン海賊版」に連載され、緻密な物語構成と卓越した画力、そして膨大な情報量で大ヒットとなった士郎正宗の作品である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さくりや
19
やっぱり押井版の攻殻機動隊が1番好きだし、押井守の描くニューポートシティが1番好きだ。プログラムから生まれた生命体・人形遣いとの出会いにより、自己の存在に疑いを持ち"ゴースト"という概念に縋れなくなった素子が、自己同一性から逃避するまでの物語……と解釈している。一方で、バトーの重たい片想いの話でもあると思うのだけど(だからイノセンスが大好きなんだけど)。この映画で1番好きなダイビングのシーンは素子の胎内回帰願望の現れにも思えるし、少女に戻るラストシーンは擬似的な出産のよう。"生命"を感じる大好きな作品2024/10/06
ヤギ郎
9
劇場版『攻殻機動隊 Ghost in the Shell』のフィルムブック。映画は未視聴だけでも、内容は理解できた。機会があれば、実際に動いている様子も見たい。2019/09/24
moon
8
劇場版 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLのフィルム・コミックス。劇場版自体がコミックスの内容に沿ったものであり、若干設定は異なるがコミックスよりは内容理解しやすい。この本を踏まえて劇場版を再度見たくなる。2012/10/08
moon
6
上手く劇場版の再現が行われており、楽しめる1冊。そのまま原作に突入し、違いを楽しむのもオツである。2014/01/27
こぐさん
0
面白い世界観2013/05/10