出版社内容情報
判型:A6判
頁数:408p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
アポロ型文化とディオニュソス型文化。
三つの未開社会を材に「文化の類型」を探るとともに、個別文化の「世界観」の相対性を捉えんとしたこころみの書。『菊と刀』の著者による文化人類学の古典的名著
内容説明
『菊と刀』で知られる著者の代表作。北アメリカ、メラネシアの三つの未開社会の文化を分析し、それらの性質が秩序や慎しみをもつアポロ型と、陶酔や興奮を伴うディオニソス型であることを明らかにする。併せて、人類学の相対主義的立場、文化の多様性、社会の性格、個人と文化の関係等にも論及。「文化とパーソナリティ」の問題の先駆をなした書である。
目次
第1章 慣習の科学
第2章 文化の多様性
第3章 文化の統一性
第4章 ニュー・メキシコのプエブロ
第5章 ドブ島民
第6章 アメリカ北西海岸地方
第7章 社会の性質
第8章 個人と文化のパターン
著者等紹介
ベネディクト,ルース[ベネディクト,ルース][Benedict,Ruth]
1887~1948。ヴァッサー・コレッジ、コロンビア大学卒。同大講師および助教授、客員教授を歴任。専攻は文化人類学。アン・シングルトンのペンネームで、詩人としての顔も持つ
米山俊直[ヨネヤマトシナオ]
1930~2006。文化人類学者。三重大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学。京都大学教授、放送大学教授、大手前女子大学学長等を歴任。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
ダージリン
壱萬参仟縁
MT
遊歩者