出版社内容情報
判型:A6判
頁数:448p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー
ロシアの文豪が観察した幕末長崎の日本人。
『オブローモフ』で有名なゴンチャローフはプチャーチン提督の秘書官として1853年長崎に来航した。その眼に映じた庶民の姿、幕府全権との会談の様子を詳述。
内容説明
一八五三年八月、通商を求めるプチャーチン提督の秘書官として長崎に来航したゴンチャローフ。通詞を介しての奉行とのやりとり、さらに幕府全権・筒井政憲、川路聖謨らとの交渉が進められてゆく。傑作『オブローモフ』作者の目に、日本の風景、文化、庶民や役人の姿はどう映ったのか。鋭い観察眼と洞察力にユーモアを交え、芸術的に描かれる幕末模様。
目次
第1章 小笠原諸島(シナ海;疾風 ほか)
第2章 一八五三年末と一八五四年初頭の日本におけるロシア人(その一)(長崎港に入る;日本人の初訪問 ほか)
第3章 一八五三年末と一八五四年初頭の日本におけるロシア人(その二)(相互の贈物;新しい顔ぶれ ほか)
第4章 琉球諸島(海岸の景色;泊津 ほか)
著者等紹介
ゴンチャローフ,イワン・アレクサンドロヴィチ[ゴンチャローフ,イワンアレクサンドロヴィチ][Goncharov,Ivan Aleksandrovich]
1812‐1891。1859年の作品『オブローモフ』で文壇に不動の地位を築く。1852‐1855にパルラダ号による世界周航に参加した
高野明[タカノアキラ]
1927‐1986。早稲田大学露文科卒。日露交渉史専攻。早稲田大学図書館勤務、同大講師を兼務
島田陽[シマダヨウ]
1936年生まれ。北海道大学露文科卒。19世紀ロシア詩専攻。早稲田大学講師、東京大学、東京国際大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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