出版社内容情報
〈氷と炎の歌〉で描かれる世界の300年前、東方のヴァリリアからドラゴンを従えてウェスタロスを征服したエイゴン一世に始まるターガリエン家の治世を綴った年代記。原書を二分冊・2カ月連続刊行。本書を原作にした米ドラマ「House of the Dragon」が製作中
内容説明
デナーリスへと繋がるターガリエン王朝の栄枯盛衰の物語。海外ドラマの歴史的大作「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚。
著者等紹介
マーティン,ジョージ・R.R.[マーティン,ジョージR.R.] [Martin,George R.R.]
1948年アメリカ・ニュージャージー州の生まれ。1971年、短篇「ヒーロー」でデビュー。「この歌を、ライアに」(74年)、「サンドキングズ」(79年)などの短篇でヒューゴー賞を受賞し、SF界で確固たる地位を築く。『七王国の玉座』(早川書房刊)に始まる“氷と炎の歌”シリーズは世界各国でベストセラーとなり、ドラマ化作品「ゲーム・オブ・スローンズ」は、エミー賞を受賞するなど世界各国で高い評価を得ている
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年、早稲田大学政治経済学部卒。英米文学翻訳家
鳴庭真人[ナルニワマサト]
1984年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
26
★★★ Ⅰの続きだけど続きっぱなし。次を書く前に終わらせろマーティン!と思ったのは私だけじゃないはず。激しい戦いは読みごたえがあるけど、ドラゴンが使い潰されていくのが悲しい。絆と言いつつ兵器扱いなんだよね。その後のエイゴン三世の章は、各家の勢力争いや粛清がメインになってつまらなくなった。これ以降の歴史に重要なんだろうけど長すぎるエピローグって感じ。2021/03/11
アプネア
22
後半部の第二巻では、王位継承をめぐって争われた熾烈な抗争<双竜の舞踏>、不運王・エイゴン3世の治世が描かれる・・・。この世界ではドラゴンは核兵器のようなもの。それを使って、対立する黒・緑の血統間で争うんだけど、虐殺・奇襲・暗殺・裏切りとお互いがケツをまくって、倍プッシュのチキンレースをするもんで、もういい加減どっちか引けよ!と食傷気味になる。次の王があれだけ捻くれるのも、まあしゃーない。でもこれ半分みたいで、まだ続くらしい。どんな王がいるのかチラ見したら<下劣王>ってのがいた。一体なにしたん?(笑)2021/05/21
慧の本箱
18
(1)にもまして増え続ける登場人物!王家の子どもも孫もわんさか出てくるは、それに加えて諸侯も溢れんばかり。『氷と炎の歌』でお馴染みの名前もあって嬉しいけれど・・これ以上の横道は・・です。歴史書的記述ではなく小説であれば楽しめたのに・・残念。一日も早く本編に戻って欲しい!2021/03/17
tom
16
龍の物語の前日譚なのだけど、この本を読むのは、本編を読んだ人だけのはずだと思う。本編を読まずに、この本を手に取った人は、延々と続く権力争いと陰謀と欲望にうんざりしてしまうはず。著者は、妙な本を書いたものよと思う次第。ところで、この本の終わり方。ひょっとしたら、この前日譚は、まだまだ続くという気配がある。著者には、余談はほっといて、さっさと本編を書き上げてくださいとお願いするばかり。2021/06/11
to_chan
10
内戦である「双竜の舞踏」が終わったら地味な展開になるかと思いきや、そこからが一番面白かった! エイゴン三世は、登場する他の人物たちと違って、本編で類似キャラが思い浮かばない憂鬱感。 ターガリエン王朝史としては半分くらいまでだが、もちろんこの続きより本編を書いてくれ、頼む。2021/04/29
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