内容説明
明治六年七月、森有礼の発案、西村茂樹らの尽力で、当代一流の洋学者たちが集まり、明六社が結成された。初の学術結社、初の啓蒙雑誌の刊行、初の演説会の開催。近代化をめざし、暗中模索で歩み出した明治初期、彼らは文明開化の思潮を先導し、人々を啓蒙していった。その労苦の跡を辿り、明六社、『明六雑誌』、演説会の実際や意義などを豊富な史料を使って実証的に論じる。
目次
第1部 明六社考(明六社の結成;社員の構成;明六社演説―演説会のはじまり ほか)
第2部 明六社関係史料編(「明六社制規」集;明六雑誌発行趣旨;『明六雑誌』総目次・執筆者別索引 ほか)
第3部 関連論文(福沢諭吉と明治初期の学界―とくに明六社と東京学士会院を中心として;明六社の人々;文明開化)
著者等紹介
大久保利謙[オオクボトシアキ]
1900年、東京生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。日本近現代史専攻。貴族院議員、東京華族学校理事、名古屋大学教授、立教大学教授を歴任。1992年朝日賞受賞。1995年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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