講談社学術文庫<br> 近代文化史入門―超英文学講義

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講談社学術文庫
近代文化史入門―超英文学講義

  • 高山 宏【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061598270
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C0120

出版社内容情報

あらゆる知の領域を繋ぎ合わせて、紡ぎ出す、奇想天外にして、正統な近代視覚文化論。今まで何の関係もないと思われていた2つのものが、1つであることを知ることこそ、魔術・マニエリスムの真諦である。そして、これこそが究極の「快」である。光学、辞典、哲学、テーブル、博物学、造園術、見世物、文字、貨幣、絵画、王立協会……。英国近代史を俯瞰し、歴史の裏に隠された知の水脈を、まるで名探偵ホームズのように解明する「脱領域の文化学」の試みである。(講談社学術文庫)

第1章 シェイクスピア・リヴァイヴァル
第2章 マニエリスムとは何か――驚異と断裂の美学
第3章 「ファクト」と百科――ロビンソン・クルーソーのリアリズム
第4章 蛇行と脱線――ピクチャレスクと見ることの快
第5章 「卓」越するメディア――博物学と観相術
第6章 「こころ」のマジック世紀末――推理王ホームズとオカルト
第7章 子供部屋の怪物たち――ロマン派と見世物


高山 宏[タカヤマ ヒロシ]
著・文・その他

内容説明

今まで何の関係もないと思われていた二つのものが、一つであることを知ることこそ、魔術・マニエリスムの真諦である。そして、これこそが究極の「快」である。光学、辞典、哲学、テーブル、博物学、造園術、見世物、文字、貨幣、絵画、王立協会…。英国近代史を俯瞰し、歴史の裏に隠された知の水脈を、まるで名探偵ホームズのように解明する「脱領域の文化学」の試み。

目次

プロローグ 「超」英文学事始め
第1章 シェイクスピア・リヴァイヴァル
第2章 マニエリスムとは何か―驚異と断裂の美学
第3章 「ファクト」と百科―ロビンソン・クルーソーのリアリズム
第4章 蛇行と脱線―ピクチャレスクと見ることの快
第5章 「卓」越するメディア―博物学と観相術
第6章 「こころ」のマジック世紀末―推理王ホームズとオカルト
第7章 子供部屋の怪物たち―ロマン派と見世物
エピローグ 光のパラダイム

著者等紹介

高山宏[タカヤマヒロシ]
1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。批評家。翻訳家。専門は、文化史学、視覚文化論、18世紀英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

77
名著の誉れ高い本であるが試しに借りる。英文学史を論じる最初にニュートンを持ってくる。この科学者の光学の発見が英国人の色彩の感覚を拡大しそれが文化に多大な影響を与えたのだとする著者の語り。ぱらっと見るがあまりに濃ゆく刺激的な学識。うーむ、これは購入することにする。試し読みで触りをご覧あれ。おすすめ。2018/03/25

コットン

60
常磐条さんのオススメ本。18世紀以後のイギリスの文化とその波及効果が面白く読める。詩人がニュートンの『光学』を読んで網膜を意識したり光と色の区別から描写力が磨かれたりした。や、イギリス人がイタリアの美術館巡り旅行ブームの影響からターナー達が輩出したり、絵のような庭園作りが流行ったなど、広範囲に重層的な論旨の接続具合と展開がエキサイティング!フーコーや中沢新一が出たかと思えば、ルイス・キャロル、キューブリック、手塚治虫まで…。そしてシェイクスピアがセクシャルとか王立協会と薔薇十字軍の関係など興味深い。2016/01/20

しゅん

17
関係ないように思えたものが実は繋がっている。その快楽に「学問」を見出すと高山は語る。光学、博物館、デパート、ローラーコースター。全て何らかの形で英文学に大きな影響を与えている。「風景」も「リアル」も、全て歴史的な限定の中で生まれた。そのような断言から得られる感触には胸躍らせるものがある。深いところに入らない限り大事なものは手に入らないだろうし、参考書籍は読んでいく。断言と、漢詩からきていると思われる形容の使用。語りおろしでも文体が滲んでくる。2021/05/31

Ecriture

17
20世紀の後半にはメディア論・ポスト構造主義・新歴史主義・カルチャースタディーズなど文学批評理論の隆興と衰退があって、「こんなこともやっていいんだ!」という文学の乗り「超」えが多く起こったのだけど、それを日本でいち早く一気にいろんな方向に「超」えようとして異端扱いされた学者のお話。巨人高山宏にかかればフーコーは分析において同時期の他の国々への目配りや各種の表象の問題まで踏み込めない子どもであり、デリダもマニエリスムの中の暗号解読の部分のみをやっている子どもに過ぎない(と、ご本人はおっしゃる)。2014/08/24

白義

15
ニュートンの「光学」を頂点とする近代という時代。この時代から、「視覚」を原理とする文化史の大変動が始まった。人間自身の認識が問われ、人間観の変容が不安も宿らせた時代。17世紀から現代にまで続くその一大パラダイムの中に、俗悪も高尚も合理も幻想も何もかもぶち込み、純文学だけでない、見世物や観相学、オカルト哲学といった「いかがわしいもの」も取り込んだ、まさに分野を超越する高山流一大文化史を展開した格好の入門編。文体自体がマニエリスムの見事な実践であり、ブックガイドとしても有用。こんなにも面白い文化史本は他にない2018/04/27

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