講談社学術文庫<br> 中世ヨーロッパの都市の生活

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講談社学術文庫
中世ヨーロッパの都市の生活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597761
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

賑わうシャンパーニュの大市
今も変わらぬ主婦の生活
1250年、トロワを描く

中世、城壁が築かれ、都市があちこちで誕生した。
異民族の侵寇や農業・商業の発達はそれに拍車をかけた。1250年、シャンパーニュ伯領の中心都市、トロワ。そこに住む人々はどのような生活を送っていたのか。主婦や子供たちの1日、結婚や葬儀、教会や学校の役割、医療や市(いち)の様子などを豊富なエピソードを盛り込み描く。活気に満ち繁栄した中世都市の実像が生き生きと蘇る。

西ヨーロッパにおいて、現在へとつながる都市が成立したのは、中世のことである。1250年には、古代から栄えた地中海沿岸地域だけでなく、北西ヨーロッパにおいても都市は活気に満ち、繁栄していた。本書では、この時期に新たに花開いた都市の一つであるトロワを選び、13世紀の折り返し点、1250年におけるトロワの人々の生活を追ってみようと思う。――<本書「プロローグ」より>


ジョゼフ・ギ?ス[ジョゼフ ギ?ス]
著・文・その他

フランシス・ギ?ス[フランシス ギ?ス]
著・文・その他

青島 淑子[アオシマ トシコ]
翻訳

内容説明

中世、城壁が築かれ、都市があちこちで誕生した。異民族の侵寇や農業・商業の発達はそれに拍車をかけた。一二五〇年、シャンパーニュ伯領の中心都市、トロワ。そこに住む人々はどのような生活を送っていたのか。主婦や子供たちの一日、結婚や葬儀、教会や学校の役割、医療や市の様子などを豊富なエピソードを盛り込み描く。活気に満ち繁栄した中世都市の実像が生き生きと蘇る。

目次

トロワ一二五〇年
ある裕福な市民の家にて
主婦の生活
出産そして子供
結婚そして葬儀
職人たち
豪商たち
医師たち
教会
大聖堂
学校そして生徒たち
本そして作家たち
中世演劇の誕生
災厄
市政
シャンパーニュ大市
一二五〇年以降

著者等紹介

ギース,ジョゼフ[ギース,ジョゼフ][Gies,Joseph]
30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。著作は20冊を超える。現在、ミシガン州アナーバー近郊に在住

ギース,フランシス[ギース,フランシス][Gies,Frances]
30年間にわたって中世の歴史の本を書きつづけている。著作は20冊を超える。現在、ミシガン州アナーバー近郊に在住

青島淑子[アオシマヨシコ]
1986年京都大学文学部卒。高校教師、「ニューズウィーク日本版」編集協力を経て、翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

17
フランス北西、パリの南東150kmほどのところにあるトロワという都市の、1250年の情景を描写して、中世という時代の中のひとつの都市をクローズアップしています。17世紀末にシャンパンが生まれますが、その遙か昔にシャンパーニュ伯領の中心地であったところ。当時の人口は約一万人で、北ヨーロッパではかなりの大都市でした。この街の生活のさまざまな面を通して中世の一つの側面を浮き彫りにします。市民の地位、出産と子供、結婚・葬儀、職人たち、豪商たち、医師たち、教会、大聖堂、学校、書籍、演劇、災厄、市政、大市。面白いね。2021/10/30

Shin

11
1250年頃のトロワを題材に、中世の都市の営みを克明に描く。全体的にもう少しエピソードを織り交ぜて活き活きとした描写があるともっと良かったと思うけど、ほとんど語られることのない時代の人々の生活がどのようなものであったかを知るのは他の歴史本を読む際の格好の補助知識となる。できればトロワのような栄えた都市だけでなく、もっと貧しくて陰鬱な都市の記録も読んでみたいところではあるけど、そんな都市は記録そのものが残っていないのだろう。2014/04/04

mob

9
南の海岸でイスラムが、北の海岸でヴァイキングが、街道さえあればそこらの司教が略奪に来る暗黒中世でも生産力向上で集積が生まれれば都市ができる。権力が作ったローマの城壁の七倍の領域だったり、農奴を絞るより都市の定率課税が効率的に儲かったり、下からの発展の力強さがわかる。中世のほとんどの富国強兵策は力を作ったのではなく誘致したものと評価すべきだろう。 テーマは生活なので、淡々と多岐にわたって話が広がる。「コミューンなる…違法な組織」との戦いなどは薄く、日常中心にしたおかげで文庫の割に情報量は立派2021/01/22

柏もち

9
歴史のパラダイムの中では軽く扱われがちな中世に興味をもったので読んでみた。本書は1250年のシャンパーニュ伯領のいち都市トロワを軸に据えて、当時の人々の暮らしについて述べている。様々な項目に別れているが、服や毛織物などに付く虫に悩まされていたことや、出産、職人、医師、政治に関することがとくに興味を惹いた。2017/11/17

kokekko

6
おもしろかった! 1250年という中世真っ盛りの人々の生活を、シャンパーニュ大市の開催地として有名な都市トロワに焦点を当てて綴った良作。当時の人はどんなものを食べてたの? 町にはどんなお店があったの? 暦はキチンと決まってたの? 羊皮紙の本ってどうやって作るの? などなど、知りたいけれど何を読んだらいいのか分からなかった中世日常トリビアてんこもり。ファンタジー小説が好きな人も、中世史へのとっかかりが欲しい人にもおすすめ。とても読みやすいです。2010/04/23

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