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講談社学術文庫
道元「小参・法語・普勧坐禅儀」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061597686
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

出版社内容情報

『永平広緑』巻八全編収録
坐禅の心構えと慈愛あふれる懇切な説法

永平寺で坐禅を組む前に必ず唱える「普勧坐禅儀」。坐禅の真髄とは何か。その心構えと作法も懇切に説く。結夏(けつげ)・解夏(かいげ)・冬至・除夜の修行と時節の折り目に、累代の祖師たちの言行を踏まえ、仏道を語る「小参」。古則公案や逸話を交え、仏法の大事を説く「法語」。真剣勝負に生きた道元の思想を漢文体の名文で綴った『永平広録』巻八の全訳注。禅とは何かを解き明かす。

1 普勧坐禅儀
2 小参
 結夏の小参
 解夏の小参
 冬至の小参
 除夜の小参
3 法語


大谷 哲夫[オオタニ テツオ]
著・文・その他

内容説明

永平寺で坐禅を組む前に必ず唱える「普勧坐禅儀」。坐禅の真髄とは何か。その心構えと作法も懇切に説く。結夏・解夏・冬至・除夜の修行と時節の折り目に、累代の祖師たちの言行を踏まえ、仏道を語る「小参」。古則公案や逸話を交え、仏法の大事を説く「法語」。真剣勝負に生きた道元の思想を漢文体の名文で綴った『永平広録』巻八の全訳注。禅とは何かを解き明かす。

目次

1 普勧坐禅儀
2 小参(結夏の小参;解夏の小参;冬至の小参;除夜の小参)
3 法語(浮生の名利、ただ刹那にあり;大道もとより名字なし;転身、いまだ這那を離れず;教家道う「是法不可示、言辞相寂滅」;永嘉云く「河海に遊び、山川を渉って…」 ほか)

著者等紹介

大谷哲夫[オオタニテツオ]
1939年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文研東洋哲学専攻修了。駒澤大学大学院文研、仏教学専攻博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所所員・幹事・講師を経て、現在、駒澤大学総長、仏教学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

27
《購入本》「普勧坐禅儀」は以前から一度読んでみたかった一冊。坐禅の意義と無目的、作法、心得から道元の並々ならぬ思いが伝わってくる。当時の政治に寄り添う他宗派に対する道元の批判精神は、何ら直接的には述べられなくとも文中の言句から静湧している。自宗こそ釈尊から続く正当な教えを受け継いだものという主張は全てをあるがままに受容する禅とは一見相反するようにも見えるが、その心意気なくしては現代にまで生き残ることはできなかったのだろう。宗教的な意味合いは別にしても本書の行間から当時の状況と情景を垣間見ることができる。2019/10/15

壱萬参仟縁

4
坐禅の真髄とは? 山居での只管打坐(4ページ)。坐禅は静かな部屋が良く、飲食は節度を保つ(25ページ)。妄想を起こさない、とあるので評者はこの時点で失格。13世紀に生きた道元(34ページ)。家の兄や母は永平寺の胡麻豆腐を好む。永平寺と縁があるかもしれない。道を求める人は、皆、深山に隠れた(146ページ)。今夜は除夜、明日が新年なら、旧年は旧年として、新年は新年として絶対(164ページ)。今日という日をかけがえのない一日とすることが重要と解釈できる。正師はすでに物事の本質を究めつくしている(324ページ)。2012/12/31

Hiroyuki Nakajima

1
当時毎週通っていた大本山永平寺の東京別院長谷寺では、2ちゅう目の途中で、普勧坐禅儀の読み上げが毎回あります、最初は疲れるし、内容はチンプンカンプンでしたが、繰り返し声を出して読んでいる内に、座学より坐禅の実践を重んじた、道元禅師の教えが少しずつ体に染み込んで来た感じがします 坐禅で元々備わっている心の奥の仏性=アートマンが表に出てきた時、心は空となり、無常、無我の境地に至ると共に、深い慈悲の心で満たされる筈です そんな日がいつ来るかわかりませんが2009/07/02

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