内容説明
香具山・畝傍山・耳成山の大和三山や飛島川に代表される大和の古山川。そこには「国のまほろば」と謳われ、古代史や日本神話の舞台となったこの地に生きた万葉びとの息吹を感じることができる。本書は「青山に日照る国原」に生まれ育ち、万葉研究に生涯を捧げた著者が、民俗学の視点から大和の風土をとらえ、万葉歌の世界を追究する古典文学紀行である。
目次
二上万葉の古道
葛城万葉の古道
飛鳥万葉の古道
藤原万葉の古道
巨勢・宇智万葉の古道
吉野万葉の古道
佐紀万葉の古道
春日万葉の古道
高円万葉の古道
布留万葉の古道
三輪万葉の古道
巻向万葉の古道
磐余万葉の古道
泊瀬万葉の古道
闘鶏万葉の古道
宇陀万葉の古道
竜田万葉の古道
平群・生駒万葉の古道
広瀬・百済万葉の古道
著者等紹介
堀内民一[ホリウチタミカズ]
1912~1971。国學院大學文学部国文学科卒業、折口信夫に師事する。元名城大学教授。専攻は国文学古代(古事記・万葉集)、近代詩歌。三矢博士記念賞、奈良県文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
7
「恵心院が描いたと伝えられる「山越しの阿弥陀像」の上題辞に、「永山故山秋月送」というのがある。この故山は浄土をさすとともに、恵心の故郷、二上山麓を言っていることになりそうだとは、「山越しの阿弥陀像の画因」で、折口信夫博士が指摘されたところである…-春風の花を散らすと見る夢はさめても胸の騒ぐなりけり-まるで虚空から花が降ってくるような歌だと言い、この悲しみは生命にあふれていると小林秀雄が言った。西行法師の歌である…-豆山を朝々ごとに立ち出づる鳥のねききて遠人を思ふ-若き日の釈迢空の大和路豆山地方の歌である」2018/08/26




