出版社内容情報
インド思想が説く平和をめざす新原理
9歳でジャイナ教の修行僧、ガンジー思想にも共鳴し、8000マイルの平和巡礼を行ったインド生まれの思想家は、自然に対する愛を強調した独自の平和の思想を提唱する。デカルト以降、近代の二元論的世界観は対立を助長した。分離する哲学から関係をみる哲学へ。暴力から非暴力へ。思いやりに満ちた心の大切さを力説し、地球は1つと、相互関係・共生関係に基づく平和への新しい展望を示す。
私が目撃したツイン・タワーへの攻撃のような悲劇や、軍備拡張競争、環境悪化、社会的不公正などの国際的葛藤は、デカルト的懐疑、二元論、個人主義、その他すべての「何々主義」に根ざしている。(それに対し、)私は、サンスクリットの格言「ソーハム」に要約される、新たな世界観を持っている。この格言は私のマントラになった。これは二元論ではなく、分割されない関係を表すマントラである。――<本書「はじめに」より>
第1部 意味との出会い
第2部 全体性の探求
第3部 インドを巡る旅
第4部 関係をみる哲学
サティシュ・クマ?ル[サティシュ クマ?ル]
著・文・その他
尾関 修[オゼキ オサム]
翻訳
尾関 沢人[オゼキ サワト]
翻訳
内容説明
九歳でジャイナ教の修行僧、ガンジー思想にも共鳴し、八千マイルの平和巡礼を行ったインド生まれの思想家は、自然に対する愛を強調した独自の平和の思想を提唱する。デカルト以降、近代の二元論的世界観は対立を助長した。分離する哲学から関係をみる哲学へ。暴力から非暴力へ。思いやりに満ちた心の大切さを力説し、地球は一つと、相互関係・共生関係に基づく平和への新しい展望を示す。
目次
第1部 意味との出会い(自然から学ぶ;ヒンズーの心 ほか)
第2部 全体性の探求(世界への復帰(ヴィノーバ・バーヴェと歩く)
ソイル、ソウル、ソサイエティ(土、心、社会) ほか)
第3部 インドを巡る旅(イスラム、平和の宗教;コントラストの国 ほか)
第4部 関係をみる哲学(「君あり、故に我あり」、敬虔なエコロジー;依存の宣言)
著者等紹介
クマール,サティシュ[クマール,サティシュ][Kumar,Satish]
1936年、インド生まれ。9歳で出家しジャイナ教の修行僧となる。18歳の時、還俗。1973年、英国に定住。現在、雑誌「リサージェンス」編集長
尾関修[オゼキオサム]
1942年、東京生まれ。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所を経て、横浜商科大学商学部教授
尾関沢人[オゼキサワト]
1972年、東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。ドルビー・ラボラトリーズ日本支社勤務の傍ら、音楽活動を続ける
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