出版社内容情報
いまわの際にブッダが説いた秘密の教えとは。東アジアの仏教思想に多大な影響を与えた経典の精髄を読み解く。死に直面したブッダは、自らの得た覚りを弟子たちに開示した。このブッダが最後に残した諸々の教えを、多彩な比喩を随所にちりばめ、明快な問答形式で記したのが『涅槃経』であり、数ある仏教経典のなかでも「仏性思想」を説いてひときわ異彩を放っている。中国・朝鮮・日本等、東アジアの仏教思想に多大な影響を与えた『涅槃経』の精髄を読み解く。(講談社学術文庫)
第1章 仏教の基礎知識
第2章 『涅槃経』について
第3章 仏性とはなにか――その意味するもの
第4章 『大乗涅槃経』のユニークな思想
第5章 多彩な比喩説法を読む
田上 太秀[タガミ タイシュウ]
著・文・その他
内容説明
死に直面したブッダは、自らの得た覚りを弟子たちに開示した。このブッダが最後に残した諸々の教えを、多彩な比喩を随所にちりばめ、明快な問答形式で記したのが『涅槃経』であり、数ある仏教経典のなかでも「仏性思想」を説いてひときわ異彩を放っている。中国・朝鮮・日本等、東アジアの仏教思想に多大な影響を与えた『涅槃経』の精髄を読み解く。
目次
第1章 仏教の基礎知識(仏教は誤解されている;「仏教」の意味 ほか)
第2章 『涅槃経』について(編纂された『涅槃経』と創作された『涅槃経』;二つの『涅槃経』の内容の違い ほか)
第3章 仏性とはなにか―その意味するもの(「仏性」とはなにか;仏性はどこにあるのか ほか)
第4章 『大乗涅槃経』のユニークな思想(正法のためには破戒も許される;正法を見て、生まれを見るな ほか)
第5章 多彩な比喩説法を読む(乳と薬の譬え―仏性はアートマンである;四匹の毒蛇の譬え―仏教の身体観 ほか)
著者等紹介
田上太秀[タガミタイシュウ]
1935年ペルー・リマ市生まれ。駒沢大学仏教学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。同博士課程満期退学。駒沢大学仏教学部教授。駒沢大学禅研究所所長。文学博士
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