出版社内容情報
古朝鮮、三国時代、そして統一新羅へ
激動の朝鮮半島を生きた人々の歴史
檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争――。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。
“日本”の視点からのみ“朝鮮”を見る姿勢は誤っている。朝鮮文化は日本文化を説明するためにのみ利用されてはならない。その独立した歴史展開、さらに、古代の東アジア全体の国際関係の中への位置づけ、それをぬきにして朝鮮古代史への正しいアプローチはないと思う。そして、そうした観点からする歴史的探索・実証の上に、新たなる日本史、新たなるアジア史、さらに新たなる世界史像の形成がなされていくにちがいない。――<本書「原本あとがき」より>
第1章 初期の朝鮮
第2章 原始国家の形成
第3章 三国の興亡(1)
第4章 三国の興亡(2)
第5章 統一戦争
第6章 統一新羅
井上 秀雄[イノウエ ヒデオ]
著・文・その他
内容説明
檀君神話、広開土王陵碑、任那日本府、白村江の戦いと唐との戦争―。中国・日本との軋轢と協調を背景に統一への歩を進めた古代の朝鮮。旧石器時代から統一新羅の滅亡までの朝鮮半島の政治・社会・文化とはどのようなものだったのか。『三国史記』『三国遺事』をはじめとする文献類の精査によって、その実像を鮮やかに復元した古代朝鮮史研究の傑作。
目次
第1章 初期の朝鮮(原始社会;古朝鮮 ほか)
第2章 原始国家の形成(小国家群―馬韓・弁韓・辰韓;楽浪・帯方二郡の滅亡 ほか)
第3章 三国の興亡(1)(百済と倭;百済の盛衰)
第4章 三国の興亡(2)(新羅の台頭;新羅と百済の文化を訪ねて)
第5章 統一戦争(隋の統一と朝鮮三国;唐と七世紀前半の三国対立 ほか)
第6章 統一新羅(律令時代;骨品制度の形成 ほか)
著者等紹介
井上秀雄[イノウエヒデオ]
1924年生まれ。京都大学文学部史学科卒業。東北大学名誉教授・樟蔭女子短期大学名誉教授。専攻は朝鮮古代史・古代日朝関係史
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