感想・レビュー
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やす
3
書き下し文、現代語訳、脚注、解説がワンセットになっており、非常に読みやすかった。千年以上前から同じ地名を使っているんだと改めて感じた。 風土記を編纂した由来が初めに書かれておりそれもよかった。 ●常陸国風土記を読む2021/12/09
phmchb
3
( ..)φメモメモ「常陸風土記とその社会」志田諄一/「古風土記研究」鵜殿正元2019/04/18
No. renkon No. life
1
仕事絡みで軽く読みました。 奈良朝初期に編纂され、五つしか残っていない『風土記』のひとつである本書の内容は、その地域に【今】生きる者として楽しく読めました。 まぁ、ちょっと神話・歴史の知識不足でよきわからんところはありましたが🤣 しかし、最初の『総記』にもあるように『常世の国』と間違われるような豊かな大地だったことに感銘と誇りを感じましたね。 しかも、水田(たぶん稲)に関しては下も上も少なく、中ばかりと言う表記に「らしさ」を感じましたね😆 ご興味ある方は是非、お読みを🎵2022/06/21
たわらばし
1
非常に興味深かった。茨城も広いなぁ。 他の風土記も読みたい。もっと言えば、中央の手がついて無いこういうものが読みたい。出てこないだろうけども。
よっちゃん
1
「常陸国風土記」によれば大和朝廷による古代国家建設、その東進にあって、足柄以東の地方制度(国郡制度の整備)は大化の改新(645年)以降に進展したようだ。そのずっと前のことは、伝承にあたる「常陸国風土記」で、ヤマトタケルノミコト等朝廷の軍神たちによるこの地征服の逸話が随所に描かれている。先住民が人間とされない、野蛮なおろかな生き物として扱われている。蝦夷、風土記にその言葉はない。だが、関東圏のクズ(国巣)、ツチグモ(都知久母・土蜘蛛)、ヤハギ(夜都賀波岐)はあきらかに同質のものであった。 2010/11/29