講談社学術文庫<br> 心とは何か

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講談社学術文庫
心とは何か

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061593633
  • NDC分類 131.4
  • Cコード C0110

内容説明

師プラトンをはじめとする先哲の諸研究を総括・批判し、独自の思索を縦横に展開した本書は、心について論じた歴史上最初の書物である。難解なことでも知られるこの書の翻訳に、気鋭の哲学者が挑戦。分かりやすさ・読みやすさを主眼に訳出し、理解を深めるため懇切かつ詳細な訳注と解説を付した。アリストテレス哲学の精髄、新訳で文庫界に初登場。

目次

心についての探究法と、それに関連する諸問題
心についての先人たちの見解
心を運動するものとする説の批判
心を調和とする説、心を自己自身を動かす数とする説の批判
心を自己自身を動かす数とする説、諸元素から成るものとする説、万物に内在するとする説の批判
心の一般的な定義
原因としての心の定義
心の諸能力と種に固有な定義の与え方
栄養摂取能力、生殖能力
感覚について論じるための重要な術語〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒダン

19
難しい。ちょびちょびとしか読み進められず大きな文脈を見失いがちだった。「可能態(デュミナス)」と「実現態(エネルゲイア)」、この対になっている二つの概念を正確につかむことがこの文章を読む上で重要だろうと気づいてはいたが、あやふやなまま読み進めてしまった。そういうときに解説を参照していれば。解説を読むともう一度読めばよく分かるような気がしてくる。注が左ページにあるという配置は見慣れないが、読みやすく理解の助けになった。研究にその研究の方法論の研究が並行しているのも難しく感じる一因になっているとのこと。2016/10/08

masawo

13
読み始めて早々にアリストテレス一冊目には相応しくないことが判明したが、訳者による懇切丁寧な注釈のお陰で、なんとか挫折することなく読むことができた。アリストテレス形而上学の実践編、応用編といった趣きがある。ただ、アリストテレスよりも訳者の桑子氏に心惹かれる自分に気づいてしまったので、訳者の著書も読んでみたい。2021/04/15

Gokkey

13
徹底的な「線形」の思考で、生物の行動の我々の思考の「原因」としての心についての理解を深めていく。邦題は「心とは何か」だが、原題は「心について」だそうだ。確かに何か、と定義を試みているわけではなく、我々が心、脳、気持ち、魂、心象…様々な言葉で定義するモノを一貫性を持って考え抜こうとする。そして「心とはある意味で存在するものの全てである」…「すなわち、存在するものとは感覚されるものであるか、思椎されるものであるかのどちらかである。」世界内存在の原型をここに見たように思う。すっかりファンになった。2020/06/19

加納恭史

12
さて、「形而上学(下)」は後から他者が断片を編集したものであるからまとまりが分かりにくく、散漫で冗長であるから暫く離れることにした。一方、この本はアリストテレス本人が残したもので間違いない。理論を集約しているし、訳者の桑子敏雄さんの解説も万人向けと思われる。その方針を決めるとほっとする。朱子学にも似ていると言われている。似た理論があれば万教の一致を少し見出せる。アリストテレスの理論は東洋的なものを含むと感じた。インドのバガヴット・ギーターにも似ている。創造神、ブラフマンと個人の魂アートマンは似ている。 2021/12/11

Haruka Fukuhara

8
解説によると難解な本らしいけど、個人的には近年の哲学の本よりはよほど読み進めやすかった。ただこの本を読んで何を得ることが出来たのかよくわからないあたり全然読めてないってことなんだろう。2017/03/01

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