出版社内容情報
【内容紹介】
魔物の棲む山と恐れられ、有史以来人間を拒み続けてきたアルプスの名峰マッターホルンは、1865年、ウィンパー隊によりついに征服された。初めての挑戦から足かけ5年、9度目のトライでつかんだ栄光であった。しかしそれもつかの間、登頂直後の下山中に思わぬ悲劇がメンバーを襲う……。精緻な木版画多数をちりばめ、アルプス登山史を彩る最大のドラマを克明に綴った山岳文学の記念碑的作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hi
1
その格好で登るの?!そんな適当な運任せで行っちゃうの?!と驚きっぱなし。ジェントルマンすごすぎ。山文学の古典なのね。山文学というか冒険文学?なんか文体がルパンやクリスティとか読んでる時に近い印象があった。ミステリも山文学も同じなのね…。初登頂の興奮なんて誰にも再現できるものじゃないから、ほんとに唯一のものだよね…。悲劇についてもことさら強調しすぎるでも感情に流されすぎるでもなく控えめに、でも心深く。ジェントルマンや。2016/01/07
モカちゃん
0
イタリア側から登れそうな気がするのは良く分かる。昔の人の冒険心たるや。2018/03/29