講談社学術文庫<br> ドイツ教養市民層の歴史

講談社学術文庫
ドイツ教養市民層の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784061592636
  • NDC分類 361.84
  • Cコード C0122

内容説明

十九世紀から二十世紀始めにかけての近代ドイツの精神形成に大きな影響を与えたといわれる教養市民層。政治や社会、文化の各方面にわたって圧倒的な力を誇ったこのエリート層の思想と行動を、マックス・ヴェーバーの英独比較論を手がかりにしながら、宗教社会学的見地に立って分析。ナチズムを招来した歴史のなかで、ドイツ教養市民層が果たした役割とその性格を考察した、画期的なドイツ精神史論。

目次

第1章 ドイツ教養市民層の諸問題(教養市民層とは何か;教養理念の成立 ほか)
第2章 ナチズムへの宗教社会学的アプローチ―マックス・ヴェーバーの英独比較論(指導者民主主義論;ジェントリ論 ほか)
第3章 教養市民層の宗教社会史的位置―イギリスとの比較による俯瞰図(十七、十八世紀の宗教社会的状況;十九世紀イギリスの宗教社会的状況 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶幸才斎

3
19世紀に台頭したドイツの文化的エリート層が、宗教社会や労働運動に果たした役割について考察した本。彼らは、一方では優れた官僚機構を育てる土壌となったのだろうが、教会宗教を大衆馴致の手段とみなした彼らの、「直接的な」宗教社会史的影響力について、今一つピンと来なかった。むしろ、比較対比のため持ち出されたイギリスの状況、つまり社会階層に応じた国教会/非国教主義各教派間の流動的な渡り歩きの解説の方が、異様に面白く読めた。2010/02/20

(ま)

0
Bildungsburgertum... 鼻持ちならない嫌味な集団だ・・・ 政治・社会と宗教が良くも悪くも響き合い社会を、国を形作り歴史の流れを作りだしていく。2020/05/01

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