内容説明
瑩山禅師の『坐禅用心記』には、禅門のなかに潜む心の健康法の秘密と、悟りにいたる人間の心が、明らかな科学の言葉で語られている。禅瞑想のもつ科学性を病める心の治療に用いることこそ、仏の説く慈悲ではないかという考えのもとに、著者は精神医学の立場から脳波学的研究によりこれを証明しようとした。本書はまさに現代日本の医学と禅との結実の書といえる。国際的にも高く評価された注目の書。
目次
坐禅とは何か
「身心脱落」―執着しない心
「曾て名を知らず」―仏性とは何か
「全身独露」―生と死
「虚空終に内外無し」―心の防衛機制
「唯心と唯身と異と同とを説かず」―心とからだ
「身露れて相分る」―仏心にある現代的知性
「光明終に円照す」―健康な不安、プラスのストレス
「三昧王三昧」―三昧の心理
「家に還って穏坐するに似たり」―無意識の世界〔ほか〕
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