講談社学術文庫<br> 荘子物語

個数:
  • ポイントキャンペーン

講談社学術文庫
荘子物語

  • 諸橋 轍次【著】
  • 価格 ¥1,298(本体¥1,180)
  • 講談社(1988/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 22pt
  • 提携先に3冊在庫がございます。(2024年04月28日 20時19分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061588486
  • NDC分類 124.25
  • Cコード C0110

内容説明

荘子は、孔子に遅れること百余年、紀元前四世紀に活躍した中国古代の大思想家である。孔孟の教えが五倫五常を重んじ秩序・身分を固定化するのに対して、荘子の哲学は自由・無差別・無為自然を基本とする。二千三百年後の今日なお、社会の各分野で荘子が益々注目される所以がそこにある。変幻龍のごとしと称されるその天下の奇文を、昭和の大儒諸橋博士が縦横に説いて余すところがない。

目次

夢多き人
荘周の生涯
百家争鳴
孔子を哂い聖人を誹る
堯舜を誹る
老子の無
無用の用
大小一概―無差別の世界〈1〉
可不可一貫―無差別の世界〈2〉
議論は雛の鳴き声か
善悪の詭弁
死生は一条―無差別の世界〈3〉
孔老、死にさまよう
死の世界
混沌の世
無為の治
世運の衰退
真人の姿
老子の道徳論
老子道徳の象徴
壷子の九変
学を絶てば憂なし
儒服する者一人のみ
腹を為して目を為さず
虚静の修養
吉祥は止に止まる
養生は天に事うるの道
養生の道

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこさん

14
大漢和辞典の著者、諸橋轍次氏による荘子の解説で、月刊『大法輪』に連載されていたものがまとめられているとのこと。諸橋氏の人となりは知らないけれど温和な文体で、荘子が初めての人でも読んでいて取り残されることはほぼなさそう。荘子って読んでいてちょっと優位の視座みたいなところが気持ちが良いんだけど、よく検証していかないと未成熟で根拠の軽薄な自己肯定にもなりそうな危険性も感じたりする。2024/04/02

紫暗

5
物語というタイトルがついているものの、別に小説仕立てというわけではありません。荘子の教えを著者がわかりやすく解説しながら披露しているという感じです。どちらかというと大学の講義を受けているような感覚になる書き方でした。全文が後ろに掲載されているところも親切ですし、読みやすいので入門書としてはこれから入るのもいいかもしれません。2011/01/01

韓信

4
大漢和でお世話になった諸橋御大が、荘子の思想のエッセンスを平易かつ明快に説き明かしてくれる入門書。影響を受けた老子の思想の紹介や、孔子の逸話を捏造して儒家を下げるレトリックなど、当時の思想界での立ち位置も踏まえた説明はわかりやすく、儒家的な作為を拒み天然自然を是とする価値観は、後世の行き過ぎた礼教の非人間性に抵抗がある自分にはよりなじみやすく感じた。無理をせず人の適を適とし、他と競わず、過去を悔いず未来を憂えず、寡欲に生きる思想は、30を超え残りの人生から引き算で物事を考えるようになった自分にしっくりくる2023/02/15

讃壽鐵朗

4
読後に何一つとして残っているものはないが 、彼の飄々とした味の解説文がなんとも読んでいて気持ちが良いものである。これは彼の深い漢文の知識から生じているものであろう。 2022/02/18

tomagla

4
ふとした時に「渾沌死す」の話を思い出したので再度手に取った。渾沌に目鼻がないので、七つの孔を開けてやったら死んでしまった、という話。あらためて読んでみると、五感を捨てた渾沌の状態にこそ真の無差別の世界が出てくる、あるいは、読書による賢しい知識への戒めである、などの解釈が書かれている。しかし、どこで刷り込まれたのか、動的なものが一度形を取ってしまうと死んでしまう、というネクロフィリアとかそんな感じの話としてものすごく得心が行ってたので、記憶違いに戸惑った。別の人の解釈だったか、自分が勝手に書き換えたか。2010/07/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/477060
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。