内容説明
「古事記」とともに古代史上の必読の文献といわれている「日本書記」は、天武天皇の発意により舎人親王のもとで養老4年に完成した官撰の歴史書であるが、30巻にも及ぶ尨大な量と漢文体の難解さの故に、これまで一般には馳染みにくいものとされてきた。本書は、その「日本書記」を初めて全現代語訳した画期的な労作である。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
44
面白いです。古代にロマンを抱いていたので、序盤から引き込まれました。2023/12/05
i-miya
42
2013.03.31(つづき)宇治谷孟訳。 2013.03.31 猿女君(さるめのきみ)の遠い先祖の天鈿女命(あめのうずめのみこと)は、手に茅纏(ちまき)の方をもって、天の岩戸の前に立って、巧みに踊りをした。 また、香具山の榊を頭飾りにし、ひかげのかずらをたすきにして、かがり火を焚き、桶を伏せて、その上に乗り、神がかりになったようにしゃべり、踊った。 このとき天照大神がこれを聞いた。2013/03/31
i-miya
41
2013.10.31(つづき)宇治谷孟訳。 2013.10.29 (p142) (スサノオのした糞、つづき) 白神、怒る、怒って、天の岩戸に入って、糞をする、いや、蓋をする。 いろいろのものが用意され、憂慮を払い、出てきてもらおうとする。 これらのものがすべて持ち寄られた。 そのとき、中臣連の先祖、の天児屋命が神祝(かみほぎ)を述べた。そこで日神(ひのかみ)が岩戸を開けた。 このとき鏡をその岩屋に差し入れたので、戸に触れて、小さな傷がついた。 2013/10/31
i-miya
40
2013.07.04(つづき)宇治谷孟訳。 2013.07.04 一書(第一)にいう。 この後に、稚日女尊(わかひるめのみこと)が機殿で神衣を織っているときに、スサノは、それを見て、まだら駒の皮を剥ぎ、部屋の中に投げすてた。 稚日女尊は、驚いて機から落ちて、もっていたひで身体を傷つけしんでしまった。 そこで天照大神はスサノオに「お前はやはり悪い心がある、もう会いたくない」といった。 天照大神は天の岩屋に入り、磐戸を閉じてしまった。 2013/07/04
i-miya
35
2012.09.17(つづき)宇治谷孟訳。 2012.09.04 このとき、天と地は、まだそんなに離れていなかった。 「黄泉の国」。 (一書、第六、途中から、つづき) その後、イザナギは、イザナミを追いかけて、黄泉の国まで行かれて話し合われた。 そのとき、イザナミは、「わが夫(せ)の尊がいらっしゃるのが遅すぎた。私はもう黄泉の国の食物を食べてしまいました、そして、私は、もう寝ようとするところです、どうか寝姿をみないでください」 2012/09/17