講談社学術文庫<br> 子規三大随筆

講談社学術文庫
子規三大随筆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 488p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061587410
  • NDC分類 914.6

内容説明

35歳で逝った子規が、その死までの2年間にわずか「六尺の病床」で記した随筆三篇『墨汁一滴』『病牀六尺』『仰臥漫録』には、世間と隔絶されたが故に孤高の精神と精緻な観察眼が横溢している。限定された身辺を注視した簡潔平明な達意の叙事文は、子規の革新的な写生文の到達点であり、その文学の全体と生活の照応関係を理解する上での恰好の書である。特に随所に点綴されている透徹した俳論歌論は子規の真骨頂を具現している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やまはるか

16
 墨汁一滴・病床六尺・仰臥漫録の3篇。病床六尺を日記と認識していたが、前の2編は随筆で仰臥漫録が病床日記であった。仰臥漫録は3度の食事の内容、体温、排便の回数など細かく記され、腰から背中にかけて穴が開き膿が出る褥瘡と思われる部位の包帯取り換え、排便の苦痛など克明に記されている。母親が電報を出しに出た隙に枕元に置かれていた小刀、千枚通しで自殺を考え、すぐに死ねない苦しみを思って泣き出してしまう。同ページに小刀と千枚通しのスケッチがあって絶望の深さが伝わる。2026/03/26

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