出版社内容情報
【内容紹介】
「八百屋お七」「お夏清十郎」「樽屋おせん」など実際に起こった5つの恋愛事件を小説化した『好色五人女』は、デビュー作『好色一代男』とともに西鶴の代表作である。封建制度のきびしい身分制社会にあって、個人の愛を貫くことの難しい中で彼女たちの悲劇を暗くのみには描かず、死をも恐れぬ大胆ひたむきな恋愛に殉ずる女性の姿を、ヒューマニズムの色濃く、見事に描出した傑作。芭蕉の俳諧、近松の浄瑠璃とともに元禄文学の粋である。
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