出版社内容情報
【内容紹介】
「独ごと」は、東の芭蕉に対して、西の鬼貫といわれた元禄期の伊丹の俳人上島鬼貫の著わした随筆風の俳論書である。上巻には、貞享2年(1685)25歳で「まことの外に俳諧なし」と道破した鬼貫の「まこと」の論が、誠実な文体で記述される。「まこと」は、すべての芸術論を貫く根本精神であるが、鬼貫はそれを笑いの文芸である俳諧の理念として位置付けた。下巻には、感性豊かな文体で『枕草子』ふうの魅力ある随筆が展開する。
【内容紹介】
「独ごと」は、東の芭蕉に対して、西の鬼貫といわれた元禄期の伊丹の俳人上島鬼貫の著わした随筆風の俳論書である。上巻には、貞享2年(1685)25歳で「まことの外に俳諧なし」と道破した鬼貫の「まこと」の論が、誠実な文体で記述される。「まこと」は、すべての芸術論を貫く根本精神であるが、鬼貫はそれを笑いの文芸である俳諧の理念として位置付けた。下巻には、感性豊かな文体で『枕草子』ふうの魅力ある随筆が展開する。