出版社内容情報
【内容紹介】
科学の発展によって少しずつ解明されてきたとはいえ、宇宙はいぜんとして謎と神秘のベールに包まれている。本書は、その謎と神秘に満ちた四季の星空を、ロマンあふれるギリシアやローマの神話・伝説をとおしてやさしく説きあかし、星の神秘にせまる。読者は、星や星座を楽しく学びながら、いつのまにか天文学の世界へと導かれよう。星の研究家として知られる著者の、長年の蘊畜を傾けた名著のほまれ高い天体・宇宙の入門書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
31
星、海においては航海の指針となり、山においては自然との架け橋にもなる輝きで遙か昔より地を照らしていたのです。と、それもその通りなのですが、ギリシアの話に目を向けると、星々、その形をなす星座というのは半分くらいがゼウスにちょっかいをかけられて、ヘーラーの怒りにふれた者、四分の一くらいがアポロンに気に入られて遊んでいるうちに興に乗り、誤って死んでしまう者たちです。遙か昔、西の神々の戯れが今も世界の夜をにぎやかしているのです。いえ、他に目を向ければ星々はその民族の希望や思い出を神々が紡いでくれているのです。2016/12/03
金吾
21
星座の種類が思ったより多く驚きました。そして星座にまつわる神話や説話は知らないことだらけであり、面白かったです。2024/10/14
KASAO
16
星座の逸話を学びたくて読了。でもそれだけには留まらず、思った以上にガチガチに星のことを教えてくれる一冊だった。北極星や北斗七星の不動さ、そしてそれを見つけるにはどうすれば良いのか、その時期の星座によって見つけ出せる相関図など覚えておけばためになることも多い。事前知識がないから相当読みづらかったけど、星座のことを知る第一歩としては案外良かったかもしれない。2016/12/10
RED
7
やっと読み終わった…!解説を読んでみた限り、著者の野尻抱影先生は天文著書で有名な方のようだ。また1つ、大好きな天文について知識を蓄えることが出来た。うふふ。2018/12/14
ヨシツネ
2
やはり星に関しては野尻を参考にする2018/01/03
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