出版社内容情報
【内容紹介】
志賀重昂は、日本の山川を精力的に歩き回り、地理学上の見地から、この『日本風景論』を、詩情豊かな文章で書き上げた。科学的・実証的な論述でありながらも、日本文学の古典を豊富に引用し、樋畑雪湖・海老名明四の挿画とあいまって、日本の自然の美しさを述べた書物としては、今や古典的作品となっている。明治27年の初版刊行以来、熱狂的に世に迎えられた本書は、日本人の景観意識に重要な変革を与えた記念碑的作品である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
13
前後したが日本風景論の上巻。地理学の書という解説もあるが、むしろ気象学・生物学など自然系全般がある印象。こちらでは火山岩の山も列挙されている。初版が出たときはそうとうな人気だったとか。Webもガイドブックもなかったころだもんなぁ。この本を読んであちこち旅行したくなっただろうなあと想像する。◇名山すべて火山なり。玄武岩の柱状節理の絵もある。いろいろな人の絵や写真も混ざり、それをみるだけでわくわくしただろう。2024/07/26
Shoichi Kambe
0
101-「富士」は蝦夷語「火ノ女主(ふじ)」より由来す。もって太古蝦夷人のこの山を崇拝しかつ愛慕せしを知る。 102-富士山。〈この山を描写する無数の日本の書籍が存在するのみならず、異国にて上梓され、日本を話題にした書籍の、すべては、折につけては「無双の富士山」に言及している。…その均整のとれた傾斜の曲線、その孤高の姿の為に富士は、世界で最も有名な山となっている。…〉 124-那須岳。那須停車場より2人曵き人力車にて板室温泉にいたり、それより登山せば1日にして停車場に帰り得。山中に硫気噴孔百余あり。2025/08/12




