中公文庫<br> 世界の歴史〈14〉ムガル帝国から英領インドへ

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中公文庫
世界の歴史〈14〉ムガル帝国から英領インドへ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 697p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122051263
  • NDC分類 209
  • Cコード C1120

出版社内容情報

イギリスの進出、植民地化など激動の時代のインドを臨場感豊かに描き出す。

内容説明

ヒンドゥーとムスリムの相克と融和を課題とした諸王朝やムガル帝国の盛衰を描く第一部、西欧による植民地化と反乱の歴史を活写する第二部、南インドの伝統と英植民地政策の葛藤を詳説する第三部より成る激動の歴史。

目次

第1部 ムスリム王権の成立と展開(試練に立つ民族と宗教;統一に賭けた夢と野心;統一への鉄の意志と帝国分解の危機)
第2部 英領インドの形成(イギリスのインド進出;インドの植民地化;都市の生活 ほか)
第3部 南インド史の舞台(祈る―チョーラ時代;鍛える―ヴィジャヤナガル時代;耽溺する―ナーヤカ時代 ほか)

著者等紹介

佐藤正哲[サトウマサノリ]
1939年、栃木県生まれ。63年、慶應義塾大学経済学部卒業。銀行員を経て、73年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。69~72年、ラージャスターン大学大学院歴史学研究科博士課程留学。現在、亜細亜大学名誉教授。専攻は南アジア社会経済史

中里成章[ナカザトナリアキ]
1946年、北海道生まれ。72年、東京大学文学部東洋史学科卒業。79~85年、カルカッタ大学歴史学部博士課程留学。Ph・D(カルカッタ大学)。現在、東京大学東洋文化研究所教授。専攻は南アジア史

水島司[ミズシマツカサ]
1952年、富山県生まれ。76年、東京大学文学部東洋史学科卒業。79年、同大学人文科学系大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻は南アジア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

10
三部構成。一部はデリースルタン朝からムガル帝国(ほぼアウラングゼーブ期まで)。二部は植民地時代(プラッシーの戦い~マイソール戦争~マラーター戦争~シク戦争~セポイの反乱~)。三部は9世紀半ばから19世紀半ば(チョーラ朝~植民地時代)までの南インド史。264頁。インドがなぜ植民地化されたのか。その原因は、まず第一に軍事力の格差だ。第二は支配層の内部分裂だ。18世紀は200年近く続いたムガル帝国の政治秩序が乱れ、地方政権が新しい政治的結集のかたちを模索した時代であった。第三は継承国家の財政基盤の問題である。 2016/11/01

KAZOO

7
東洋が中心で今度はインド史の日本では中世から江戸時代のを取り上げています。美術分野が非常に面白く感じられました。2013/11/11

tieckP(ティークP)

4
分厚いので時間が掛かった。製本的にも真ん中が読みづらいのは残念。内容は3部構成。1部は諸王朝の興亡のあとムガル帝国まで。政治史が多めで固有名詞も多いけど重要人物の輪郭は描けている。2部は西欧の浸透。エッセイ・新書的でとても読みやすい。人口や規模の巨大さに比してあまり知られていない地域を紹介するのに優れた配慮がなされている。3部は南インドで、間に通史を挟みつつ5個の人物・瞬間に焦点を当てた掌編集のよう。この手の書には珍しいポエジーを感じた。苦肉の策らしいがそれを美点に消化させていて、文学好きの琴線に触れた。2017/05/22

つだしょ

4
seq1 インド史は非中央集権的な、乱雑とした歴史である。内部の対立(カースト制、ヒンドゥー教やイスラム教など多数の宗教の併存、王位継承権が長男に優位ではないことからくる血族間対立…)が根深く細かく激しいため、外部からの干渉を許し(外部の力に頼り少しでも優位に立とうとするため)、欧州に植民地化を許すことになった。内陸の地域外の勢力の進入(ムスリム、モンゴル、ペルシャ、ティムールなど)でも撹乱され、ムガル帝国でさえ一地方の勢力に過ぎなくなり、消滅した。2012/11/14

じょあん

3
イスラームの進出からインド大反乱まで。ムガル帝国の崩壊までが第1部、第2部が植民地化開始から大反乱まで、第3部で南インドを扱う。ラージプートの説明、アウラングゼーブの政策の背景、大反乱の原因などなど、概説書としては詳細な記述。それだけにページ数が多い。賛否両論あると思うがこれくらい書いてくれた方がありがたい。中世から近代途中までのインドの歴史の大略を掴むには良いだろう。史料に限りのある南インドについては工夫を凝らした叙述で中々おもしろい。ただし著者の言う通り、入門者が固有名詞に苦戦するのは間違いない。2022/04/14

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