海洋保全生態学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061552319
  • NDC分類 468.8
  • Cコード C3045

出版社内容情報

水産学・海洋学から法律・行政まで、分野を超えたあらゆる知見を総動員。最前線から海洋・沿岸の環境を考え、対策を提案する。

水産と生態の両方を見渡し、さらには社会科学分野とも連携して、海洋の保全を考える。このような新しい学問、海洋保全生態学の新しい解説書。各分野の最新知見と、最前線での取り組みや事例を結集。

内容説明

「海洋の生物多様性の保全」と「持続可能な漁業の推進」。複雑な難題を解き明かすための実用的な学問。豊かな環境と漁業の両立のために。自然科学と社会科学の知見を結集。海の恵みを次代に遺す処方箋。

目次

1章 なぜ海洋保全生態学か(知床世界自然遺産周辺海域の生態系保全と持続的漁業)
2章 海の生態系(恵みを生み出す海洋生態系;海洋生物の多様性;海洋生態系の生態系サービス―閉鎖性水域の保全)
3章 海洋管理および漁業管理の法制度(国連海洋法条約;生物多様性条約;統合的海洋管理;日本の自然公園における海洋環境保全政策;日本の漁業制度)
4章 漁業管理の理論(水産資源の管理―自然科学の視点から;漁業管理―社会科学の視点から)
5章 国際的な管理の動向と課題(公海漁業;海洋保護区;捕鯨―鯨類資源の持続的利用を巡る国際情勢)

著者等紹介

白山義久[シラヤマヨシヒサ]
理学博士。1982年東京大学大学院理学系研究科修了。現在、独立行政法人海洋研究開発機構理事

桜井泰憲[サクライヤスノリ]
水産学博士。1981年北海道大学大学院水産学研究科修了。現在、北海道大学大学院水産科学研究院教授

古谷研[フルヤケン]
農学博士。1981年東京大学大学院農学系研究科修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授

中原裕幸[ナカハラヒロユキ]
1983年南カリフォルニア大学海洋沿岸研究所(修士課程)修了。現在、横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター教授

松田裕之[マツダヒロユキ]
理学博士。1985年京都大学大学院理学研究科修了。現在、横浜国立大学大学院環境情報研究院教授

加々美康彦[カガミヤスヒコ]
法学博士。2005年、関西大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、中部大学国際関係学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yasuaki Miyamoto

0
海洋保全に関して、海洋生態系の基礎、法制度、漁業管理の理論などについて多彩な執筆者が実例も踏まえて紹介しています。漁業管理の理論のところは若干難しいですが、それ以外のところは比較的わかりやすい言葉で書かれていると思います。海に関する保全に興味がある方にうってつけの本です。2012/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5298782
  • ご注意事項

最近チェックした商品