内容説明
統計物理学の専門家が、情報理論の本質をたねあかしする!情報エントロピー、ブラウン運動、時系列の扱いなどから、赤池情報量規準に至るまでを平易な語り口で説く。入門者にも最適なユニークな解説書。
目次
1章 情報量と情報エントロピー
2章 ボルツマンのH定理と相対エントロピー
3章 相互情報量
4章 スピン系のモデル
5章 確率過程とブラウン運動
6章 ホワイトノイズ
7章 時系列と自己回帰モデル
8章 最尤推定法と赤池情報量規準
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やす
8
量子力学の100年に書いてあったので読む。情報の単位とはその情報を得ることによるあいまいさの低減の度合いであるからそれは主体がもともと持っている情報によって異なるという。もともと持っている情報とはある事象の起こる確率の分布であって与えられた情報によって定まる事象の確率をpとすると-log(p)と定義する。logをつけるのは加法性のためとのこと。その人が持っている情報から情報エントロピーを定義する。S=Σp_i・log(p_i)この値はランダムであるときに大きくなる。熱力学エントロピーと同じ性質をもつ2025/03/08
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