内容説明
電磁気学や電気回路の豊富な具体例で、電気数学の基本的な考え方と手法が、みるみる身に付く。本書では、複素数、ベクトル解析、フーリェ級数とフーリェ変換、それに電気回路の解析によく利用される行列と行列式という、電気の分野で最も利用され基礎となる数学をとり上げた。その中でも基本となる定理や公式を、実際の現象に対する応用例を利用して重点的に説明した。
目次
第1章 電気数学の救世主―複素数(虚数とは;電気工学と複素数のアツイ関係 ほか)
第2章 ベクトル解析で3次元攻略(ベクトル事始め;ベクトルに掛け算なんてアリ? ほか)
第3章 フーリェは魔法の合言葉(はじめてのフーリェ級数;フーリェ級数展開にお任せ! ほか)
第4章 行列と行列式で手間を省く(こんな現象には行列を;行列式ってこんな性格 ほか)
付録 留数の定理からギブスの現象まで(留数の定理;ベクトル解析の公式 ほか)
著者等紹介
後藤尚久[ゴトウナオヒサ]
工学博士。1959年東京工業大学理工学部卒業。1964年東京工業大学大学院博士課程修了。現在、拓植大学工学部教授。東京工業大学名誉教授
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