内容説明
この本は、化学の初心者に生化学のあらましを、その基礎になる化学とともに、できるだけおもしろくお話しする本である。
目次
こころ以外はすべて化学物質
タンパク質はアミノ酸の愛のたまもの
アミノ酸は両性具有
アミノ酸分子は『鏡の国のアリス』
生物界の基準通貨はリン(燐)酸
エネルギーのもとになるお砂糖の仲間たち
遺伝情報をになう核酸(DNAとRNA)
糖からエネルギーをつくる仕組み
あぶらと石鹸のはなし
化学の裏方さん(酵素の仲間たち)
肝臓は栄養物質の大集散地(タンパク質とアミノ酸の分解)
ビタミンとホルモンの話
不老長寿の化学
からだを守る最前線(リンパ球と免疫)
味覚と香り、嗜好品、毒の化学
化学でこころに迫れるか
著者等紹介
佐藤博保[サトウヒロヤス]
1937年東京都生まれ。1966年理学博士(大阪大学)。1978年三重大学工学部教授。1994‐96年分子科学研究所客員教授(併任)。1997‐2001年三重大学機器分析センター長(併任)。2001年三重大学名誉教授。専門はレーザー光化学、量子化学。2007年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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