出版社内容情報
植物分類の世界を紹介する好評企画第2弾。コケ植物・シダ植物・裸子植物も加わって、さらに内容が充実しました。植物分類の世界を紹介する好評企画の第2弾。コケ植物、シダ植物、裸子植物も加わって、量・質ともにボリュームアップしました。I・II巻をあわせてどうぞ。従来の研究に新たな展開をもたらした分子生物学的手法にご注目ください。
コケ植物(嶋村正樹)
コケ植物の分類(樋口正信)
コケ植物の分子系統(坪田博美)
コラム1(古木達郎)
コケ植物の分布と分化(秋山弘之)
細胞分裂からみたコケ植物の進化(嶋村正樹)
コラム2(嶋村正樹)
シダ植物(広義)(村上哲明)
薄嚢シダ類の系統と分類(海老原淳)
ナチシケシダ(メシダ科)(篠原渉)
シダ植物における種分化(角川(谷田辺)洋子)
コラム3(佐藤利幸・尾鼻陽介)
裸子植物(戸部博)
グロッソプテリス(西田治文)
ハイマツとキタゴヨウ(マツ科)(綿野泰行)
コウホネ属(スイレン科)(志賀隆)
コラム4(岡崎純子)
マメ科(遠藤泰彦)
トウダイグサ科(徳岡徹)
トウダイグサ科、コミカンソウ科(黒沢高秀)
ナデシコ目(岩科司)
コラム5(岩坪美兼・氷見栄成・三浦憲人)
ムニンハナガサノキとハナガサノキ(アカネ科)(菅原敬)
日本産シオガマギク属(ハマウツボ科)(藤井紀行)
スイカズラ属(スイカズラ科)(五百川裕)
日本産シオン属(キク科)(伊藤元己)
コラム6(藤井伸二)
ホトトギス属(ユリ科)(高橋弘)
カンナ科(田中伸幸)
付録(海老原淳・嶋村正樹・田村実)
日本植物分類学会[ニホンショクブツブンルイガッカイ]
監修
戸部 博[トベ ヒロシ]
著・文・その他/編集
田村 実[タムラ ミノル]
著・文・その他/編集
内容説明
DNAは生命の設計図であるとともに、その歴史を刻んでいる。この十数年間でDNA解析技術が飛躍的に進歩し、膨大なDNA情報が蓄積された。陸上植物の分類はそのDNA情報に基づいて、いま、大きく変わりつつある。
目次
コケ植物―新しい分類体系の捉え方
コケ植物の分類―ナンジャモンジャゴケの研究からわかること
コケ植物の分子系統―分子系統でわかったことと今後の展望
コケ植物の分布と分化―広域分布、隔離分布、長距離散布、そして隠蔽種・同胞種
細胞分裂からみたコケ植物の進化―顕微鏡で見る細胞の進化の試行錯誤
シダ植物(広義)―DNA情報に基づく系統と新しい分類体系
薄嚢シダ類の系統と分類―コケシノブ科ハイホラゴケ群の複雑な生物学的実体
ナチシケシダ(メシダ科)―分子情報から倍数性が異なる個体間の関係や種間雑種を解き明かす試み
シダ植物における種分化―生殖的隔離と適応的な形質の進化過程を明らかにすることを目指して
裸子植物―古くて新しい植物〔ほか〕
著者等紹介
戸部博[トベヒロシ]
理学博士。現在、京都大学名誉教授
田村実[タムラミノル]
理学博士。現在、京都大学大学院理学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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