完全独習電磁気学―古典電磁気学の形成から量子電磁気学まで

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完全独習電磁気学―古典電磁気学の形成から量子電磁気学まで

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  • サイズ A5判/ページ数 337p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784061532892
  • NDC分類 427
  • Cコード C3042

出版社内容情報

実験事実に基づく古典電磁気学の完成、そして相対論的形式と量子電磁気学に至る流れを体系的に理解する。真髄を初歩から学ぶ独習書。4つの基本方程式から、電気・磁気のおりなす多様な現象を導き、量子電磁気学(QED)に至るまでの物理学のすべてをこの一冊で縦貫する。実験事実に基づく古典電磁気学の完成、そして相対論的形式と量子電磁気学に至る流れが、本書を読み通すことによって体系的に理解できる。物理学の真髄を初歩から学ぶ独習書。

■第I部 電磁気学の基本概念とマクスウェル方程式■
第1章 電磁気学の形成小史
第2章 電磁気学の実験的基礎と基本概念
第3章 マクスウェル‐ローレンツの電磁場理論の諸原理
第4章 静電磁気学
第5章 電流と磁場
第6章 電磁誘導の法則
第7章 電磁波の原理と工学的応用
第8章 原子構造の古典論と電磁波
■第II部 電磁気学と物質■
第9章 導体の性質
第10章 誘電体と電場
第11章 電磁波と物質の光学的性質
第12章 磁性体と磁場
■第III部 電磁気学の特殊相対論的共変形式と電磁場理論のラグランジアン形式■
第13章 電磁気学の相対論的定式と電磁放射
第14章 電磁場理論のラグランジアン形式
■第IV部 量子電磁気学入門■
第15章 相対論的場の量子論
第16章 自発的対称性の破れとヒッグス機構


林 光男[ハヤシ ミツオ]
著・文・その他

内容説明

4つの基本方程式から、電気・磁気のおりなす多様な現象を導き、量子電磁気学(QED)に至るまでの物理学のすべてをこの一冊で縦貫する。

目次

第1部 電磁気学の基本概念とマクスウェル方程式(電磁気学の形成小史;電磁気学の実験的基礎と基本概念;マクスウェル・ローレンツの電磁場理論の諸原理;静電磁気学;電流と磁場;電磁誘導の法則;電磁波の原理と工学的応用;原子構造の古典論と電磁波)
第2部 電磁気学と物質(導体の性質;誘電体と電場;電磁波と物質の光学的性質;磁性体と磁場)
第3部 電磁気学の特殊相対論的共変形式と電磁気学のラグランジアン形式(電磁気学の相対論的定式と電磁放射;電磁場理論のラグランジアン形式)
第4部 量子電磁気学入門(相対論的場の量子論;自発的対称性の破れとヒッグス機構)

著者等紹介

林光男[ハヤシミツオ]
理学博士。1945年千葉県生まれ。1969年京都大学理学部物理学科修了。1974年大阪市立大学理学研究科博士課程単位取得退学。東海大学理学部物理学科講師。1985年東海大学理学部物理学科教授。2011年定年退職。現在、東海大学名誉教授。1976‐77年米国スタンフォード大学線形加速器センター研究員。1988年コペンハーゲン、ニールスボーア研究所交換教授。1995年英国ダラム大学客員教授。専門は素粒子論、一般相対論、宇宙論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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嘉村 崇宏

2
扱われているトピックの多い本であるが、その分計算が省かれていたり、それぞれの説明があまり詳しくなかったりする。ところどころ計算ミスなのかある仮定を入れたのかわからない計算もあった。この一冊で独習するのは無理じゃないかな。題名詐欺。電磁気学ないし場の理論の初学者は読むのをやめた方がいいと思う(基本方程式を知れるが、その意味がわからないんじゃないかな)。2016/04/09

ノンミン

0
20年も前に読んでいた学生時の教科書に比べると幅広くかつ深く書かれていることに驚きました。物性の電磁理論も含まれていて読み応えがありました。トピックの上げ方は海外の電磁気学専門書に類似しているように感じました。2019/02/23

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