出版社内容情報
岡田 好惠[オカダ ヨシエ]
著・文・その他
佐竹 美保[サタケ ミホ]
著・文・その他
内容説明
アルバート・アインシュタインは、1879年、ドイツに生まれたユダヤ人の科学者です。大学の助手の職につくことができなかったため、特許局ではたらきながら研究をつづけます。「時間や空間がのびちぢみする」「光が重力で曲がる」など当時の常識をくつがえす「相対性理論」を打ちたて、科学の発展に大きく貢献しました。戦争の時代に、科学をきわめ、音楽をかなで、平和をもとめたアインシュタインは、多くの人から愛されました。ところが、アインシュタインの研究がもとで、アメリカが原子爆弾の開発に成功。広島と長崎に投下されてしまうのです…。小学上級から。
目次
1 おとなしい男の子(『なぜなぜぼうや』の誕生;学校なんか、大きらい ほか)
2 青春のスイス(大学という楽園;特許局の片すみで ほか)
3 科学の巨人、世界をめぐる(スイスからオーストリア、そしてドイツへ;『特殊』から『一般』へ ほか)
4 しのびよる影(まぼろしの贈り物;ナチスに追われて ほか)
5 老巨人の死(プリンストンの名物教授;わたしは、ちかいます ほか)
著者等紹介
岡田好惠[オカダヨシエ]
青山学院大学仏文科卒
佐竹美保[サタケミホ]
画家。1957年富山県生まれ。SF、ファンタジーを中心に幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コトウ ヨウコ
2
子どもの読書感想文で興味を持ったので借り読み。幼いなぜなぜ坊やのアインシュタインに、根気強く疑問に答えた両親、何よりぎじゅつのヤコブおじさんなよる「わかる」知の探求がどんなにか素晴らしい環境だったか。子どもの素養ももちろんの事、伸ばしてあげられる環境づくりの大切さを痛感した。…こんな天才児ではないが、伸ばせるかなー(;´∀`)読み終えたが、相対性理論は人に説明できるほど理解できていない残念な我が頭。2020/01/04
だいち
1
人柄も優れた天才には、もう嫉妬をする隙がない。2023/09/10
ひで
1
「自然には、隠された規則がある。」と感じ、その規則をひとつでも、明らかにしたいと、こつこつ勉強を続けた。わからないことは、わかるまであきらめずに調べ続けた。実験や観察の結果から得られた事実をもとに、素晴らしい想像力を発揮し、『相対性理論』『E=mc2』『光量子の理論』などを導きだした。好奇心と、粘り強さ、直感力のよさにより科学者として大成したのだと思った。二度の世界対戦の時代を、生き抜いた偉大なユダヤ人科学者アインシュタイン。子供向けに書かれた伝記なので、わかりやすくまとまっていて読みやすかった。2020/06/13