出版社内容情報
巫女の力で国を治めた耶馬台国の謎の女王。『魏志倭人伝』にその名を刻まれ、巫女のふしぎな力で国を治めた女王卑弥呼とはどんな人物だったのか? そしてその時代は? 多くの謎に挑む歴史伝記物語。 小学中級から
内容説明
中国の歴史書『魏志』倭人伝にその名をきざまれていた、倭国(日本)の最大の国、邪馬台国の女王卑弥呼。神のことばを人々につげる巫女。その人物と時代を描く歴史伝記物語。
目次
1 邪馬台国の女王
2 女王になった日
3 帰ってきたナシメ
4 狗奴国との戦争
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんと
5
平和な世の中、平和な暮らしを望んだ人々によって、女王になったはずの卑弥呼だったが、それを手に入れるためには、狗那国との宿命の対決は避けられなかった。万物を支配する力を人々は神と呼び、神に一番近い祖先の霊の言葉を理解し神の声を聞き取ることができる巫女の中でも一番偉い女王が卑弥呼だった。神の言葉ゆえに、絶対的な力とされ、卑弥呼は決して外に出ることはせず、人々に姿を見せることもなく天下を統一していたとはその神秘的さに驚くばかりだ。2010/10/19
yu-h1na🌷
1
卑弥呼は国の女王になったってことは知ってるけど、どうやってなったとか最期はどうやったかみたいなんは知らんかったから、今回読んで新鮮やった。