内容説明
医師に言えない不安がある、家族も癒せない悲痛がある。専門技術で患者を支える18人にがん治療の新しいかたちを見出す。コメディカルが実現する「患者中心の医療」。
目次
第1章 がんになっても生きる(医療ソーシャルワーカー―がんを受容して社会生活を送る人の決断を手助けする;がん看護専門看護師―患者と医師をつなぎ医療スタッフの実力を底上げする;医療コーディネーター―病院の「外」で患者と医師をつなぐ「本来は必要ない職業」の必要性)
第2章 最先端がん医療の実力(遺伝カウンセラー―「がんは遺伝するか」患者の不安に最先端科学が与える指針;細胞検査士―より速く、より正確に悪性細胞を発見する日進月歩の技術;放射線技師―世界初「三次元照射装置」で放射線はがん治療の主役へ;臨床試験コーディネーター―「科学性と倫理性は車の両輪」新薬治験のナビゲーター;薬剤師―「がんの痛みはモルヒネでとれる」臨床現場にも踏み込む新しい薬剤師像)
第3章 あなたの心を支える(心理士(臨床心理士・心理療法士)―不安・恐怖・疑問を整理して「患者が持っている力」に気づかせる
医療ソーシャルワーカー―見過ごしてはならない看病する家族の心のケア
音楽療法士―ホスピス病棟に流れる音楽が傷ついた心に安息と生の喜びを与える
フェイシャルセラピスト―顔の悩みに答える技術と「リハビリメイク」で楽しく生きよう)
第4章 あなたの回復と緩和を支える(管理栄養士―「おいしい」は一番のクスリ、熱意が支える病院給食の豪華メニュー;言語聴覚士―訓練で満足度が高まる「話す」「食べる」をあきらめないで;リンパドレナージセラピスト―日本の医師が軽視するリンパ浮腫のつらさを解きほぐす;作業療法士―「必要ない」は大きな誤解!がんリハビリがもたらす生きる希望)
著者等紹介
福原麻希[フクハラマキ]
1966年生まれ。玉川大学文学部卒。医療ジャーナリスト。新聞、雑誌、書籍などで医療・健康・栄養分野をテーマに執筆活動を展開。また、人間ドキュメントやノンフィクションも手がける。スペイン語翻訳者としても活躍。日本メディカルライター協会(JMCA)正会員。日本統合医療学会(JIM)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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