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講談社現代新書
「大きなかぶ」はなぜ抜けた?―謎とき世界の民話

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  • サイズ 新書判/ページ数 294p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498488
  • NDC分類 388
  • Cコード C0239

内容説明

本書は、世界中の昔話や伝説など人々の間で伝承されてきた物語がいかに多様で面白さに満ちているかを知ってもらうために編まれたものである。たとえば、幼稚園や保育園で子どもに絵本を読む人々や、家庭であるいは地域社会で子どもに接する人々に読んでいただければうれしい。そして、子どもと接する職業であると否とにかかわらず、毎日食べる食事のように何気なく、気軽に、手にとって話題を摂取していただければなおうれしい。

目次

第1章 ふしぎな力(大きな「かぶ」の六つの謎(ロシア)(齋藤君子)
なぜ「じゅうたん」が空を飛ぶのか?(イラン)(竹原新))
第2章 妖精たちの棲む森(森にお菓子の家があるのはなぜか?(ドイツ)(大野寿子)
水辺の美女が愛される理由(東スラヴ)(塚崎今日子)
妖精がなぜ子どもを取り替えるのか?(イギリスなど)(美濃部京子))
第3章 世界の英雄たち(「草原の英雄」を生んだ両親は誰か?(ユーラシア)(坂井弘紀)
英雄らしくない英雄が人を惹きつける理由(インド)(長崎広子)
“不完全な将軍”が雨乞いの神様になるまで(朝鮮)(真鍋祐子)
ラテンの民衆はピカロ(悪者)がお好き(スペイン)(三原幸久))
第4章 鬼退治のはなし―日本の英雄たち(おばあさんはなぜ桃を食べたのか?(内ヶ崎有里子)
どうして桃太郎に出生地があるのか?(齊藤純)
「らいこうさま」はどこへ行った?(加藤康子))
第5章 絵になったお話(毛糸絵になった洪水神話の謎(メキシコ)(山森靖人)
絵本の声が聞こえますか?(阿部紀子))

著者等紹介

小長谷有紀[コナガヤユキ]
1957年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、国立民族学博物館研究戦略センター教授。専門はモンゴル・中央アジアの遊牧文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。