講談社現代新書<br> はじめての言語学

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講談社現代新書
はじめての言語学

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497016
  • NDC分類 801
  • Cコード C0280

出版社内容情報

外国語を知りたい、日本語を深めたい―ことばに興味のあるすべての人に贈る、「にぎやかな言語学」への招待。あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。(講談社現代新書)

第1章 言語学をはじめる前に――ことばについて思い込んでいること
 1――言語学のイメージ
 2――言語学のストレス
 3――言語学のポイント
第2章 言語学の考え方――言語学にとって言語とは何か?
 1――目的はメッセージを伝えること
 2――「キゴウのタイケイ」とは?
 3――文を語に分け、語を音に分ける
 4――虹が七色とは限らない
 5――人間にだけ言語がある
第3章 言語学の聴き方――音について
 1――大切なのは人間のことばの声
 2――世界中の言語音を書き表わす方法
 3――日本語に巻舌はいらない
 4――声の上げ下げで意味が変わる
 5――音声と音韻の違いを押さえる
第4章 言語学の捉え方――文法と意味について
 1――文法と文法書は違う
 2――世界共通の文法はない
 3――いちばん小さな意味のまとまり
 4――「寒いねえ」は単なる気象情報ではない
 5――言語のしくみにどうアプローチするか
第5章 言語学の分け方――世界の言語をどう分類するか?
 1――言語は数えることができない
 2――日本語と英語は「比較」できない
 3――《ウラル・アルタイ語族》なんてない
 4――ことばは変わらないわけにいかない
 5――地域差だけが方言ではない
第6章 言語学の使い方――言語学がわかると何の得になるか?
 1――《美しい言語》も《汚い言語》もない
 2――お金儲けは難しい


黒田 龍之助[クロダ リュウノスケ]
著・文・その他

内容説明

外国語を知りたい、日本語を深めたい―ことばに興味のあるすべての人に贈る、「にぎやかな言語学」への招待。

目次

第1章 言語学をはじめる前に―ことばについて思い込んでいること
第2章 言語学の考え方―言語学にとって言語とは何か?
第3章 言語学の聴き方―音について
第4章 言語学の捉え方―文法と意味について
第5章 言語学の分け方―世界の言語をどう分類するか?
第6章 言語学の使い方―言語学がわかると何の得になるか?

著者等紹介

黒田龍之助[クロダリュウノスケ]
1964年、東京都生まれ。上智大学卒業。東京大学大学院修了。現在、明治大学理工学部助教授。専攻は言語学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

272
タイトル通り言語学の入門書。想像していたよりも、さらに初級者向けといった印象。大学の1年生を対象とした一般教養科目の教科書といったレベル。ただし、導入部の「言語学をはじめる前に」などには、著者の並々ならぬ工夫の跡が見られる。また、この本を出発点としてこれから言語学を学んでみたい、もしくは新しい外国語に挑戦してみたいという人に向けての指針が随所に示されている。そして、この人は言語学の教授者として、一流なのだなあと思わせるし、こんな人から言語学を学べる学生たちは幸せだろうなあと痛切に思う。2015/06/05

WATA

71
題名の通り、「言語学」にはじめて触れる人のための入門書。言語とはなにか、言語学とは何をする学問なのかを分かりやすく解説している。日本語・英語・フランス語といった馴染みのある言語だけでなく、スワヒリ語・チェコ語・コサ語といった普段は耳にしない言語の例もたくさん出てくるのが特徴的。特定の言語に偏らず、幅広い言語学の世界に触れることができるのでおもしろい。読み進めていくうちに、言語と言語学に対する先入観がなくなっていき、豊かなことばの世界を楽しめるようになる良書。2014/05/14

ntahima

44
『羊皮紙に眠る文字たち―スラヴ言語文化入門』以来、贔屓の書き手。専門は「スラブ諸語における両数の研究」だそうだが、ロシア語、英語の教育者として名高い。そして、もうひとつの顔が言語エッセイスト。軽妙な筆致で日頃、我々の知り得ない言語及び、その周辺について語ってくれる。本作も同傾向の内容を期待したが、当然と言うかタイトル通り、言語学に関する入門書だった。言語学関係の本を何冊か手に取ったことのある読者ならほぼ全て既知の内容である。私は著者のファンなので楽しく読めた。言語学に興味のある方の最初の1冊としてお勧め。2012/09/23

白義

27
言語学最良の入門書。難しい表現やいい加減な俗説を全く持ち出さず、ざっくばらんと語りながら言語学の主要テーマにソシュールやチョムスキーといった大家たちの理論、音韻論に言語と政治の結びつきのような難しいテーマまで、普通に語れば字面だけで敬遠したくなるお話をカフェでゆっくり安らぐようなノリでそのまま聞ける内容に仕立てて最小限のブックガイドまでついている、至れり尽くせりの内容。しかも単にわかりやすいだけではなく、言語に優劣や正誤をつけようとする偏った考えにも対抗する姿勢がある。優れた啓蒙書のお手本とはこういうもの2018/03/17

アドソ

25
とっても正直で誠実でニュートラルな言語学者さんが、言語学について教えてくれます。言語学そのものを教えてくれるのではなく、言語学とはなんなのかを。用語の定義の厳密さや難解さをその学界人として自省しつつも、学問として研究する態度をつらぬく口調は熱い。マスコミに阿るようなトンデモ理論は一刀両断。政治、国境、民族などのどれとも違う言語地図。一方言が「○○語」と名乗るために必要な条件にはニヤリ。2016/07/02

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