内容説明
崩壊か?軟着陸か?軋む極東の闇。情報鎖国の内側で今何が起きているか。内実を明かし、行方を読む決定版。
目次
崩壊か軟着陸か―北朝鮮を「理解」するために
日本人拉致と工作国家の真実
先軍政治とは何か―「軍こそ力の源泉」
ポスト金正日時代へ―権力継承の歴史
党と政府―儒教社会主義の限界
主体経済の崩壊―新経済政策は成功するか
北朝鮮国民の生活事情
「振り子外交」と日朝関係のゆくえ
著者等紹介
重村智計[シゲムラトシミツ]
1945年、中国遼寧省丹東生まれ。1969年、早稲田大学法学部卒。毎日新聞社入社、ソウル特派員、高麗大学・米スタンフォード大学留学、ワシントン特派員、論説委員を歴任。現在、拓植大学国際開発学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ちくわん
8
2002年11月の本。金正日時代の本。なんといっても古い。後継者に金正男はいるが金正恩の名がない。北朝鮮を擁護する発言をしていた◯◯党や◯◯書店、大学教授など、結局なぜかがわからないが、金をもらったとか、脅かされたとかではない、何かがあるのだろう。大分読み飛ばしたが、ビックリするようなことがぴらっと書いてある、ホンマだろうか?(例、1970年代日本の◯◯◯研究者は、こっそり平壌を訪れていた。)2019/05/20
やま
0
基礎知識がまったくないこともあり、非常に参考になった。最新版とあるが、当然ながらすでに古い。改めて最新版が出たら必ず読む。2014/07/17
ハンギ
0
北朝鮮についての90年代から拉致問題の平壌宣言あたりまでを学習するにはいい本だと思います。中古屋にもあるかも。北朝鮮は98年に憲法改正を行っており、その影響で金正日は国防委員長という肩書きをつけたことは、あまり知られていないのではないか。他にも元後継者の金正男が成田空港内で偶然逮捕された経緯なども記述があった。公安は泳がせたかったらしいが、税関の職員まで徹底してなかったようだ。実は金正男は日本国内の暴力団との関係もあったらしく、背中には入れ墨が彫られていたらしい。実は右翼内にも北朝鮮支持者はいたのか。。2012/01/13
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