内容説明
危うくも楽しい活字ライブの舞台裏とは―いかに話を引き出し、書くか、豊富な現場体験と名インタビュアーの技に学び、その方法論と味わい方を伝授。
目次
第1章 インタビューに出掛ける前に(インタビューって何だろう;インタビューの準備)
第2章 インタビューに行く 話の聞き方、まとめ方(話をどう聞くか;インタビューをまとめる)
第3章 インタビューはこう読め(インタビューの舞台裏を想像する;インタビューを読む楽しみ;インタビューの長さ、聞き手の切り込み方―『アレックス・ヘイリー・プレイボーイ・インタビューズ』 ほか)
著者等紹介
永江朗[ナガエアキラ]
1958年、北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜するフリーライター。インタビューや書評を中心に取材・執筆活動を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
300
インタビューでもなんでも下準備が絶対に必要だなと思った。冒頭のアダルト女優からスポーツ選手、政治家まで連日の様にインタビューしていた下りが面白かった。2016/09/15
kana
18
取材とインタビューの違いについての言及が興味深い。長年積読してたのでもっとインタビューたくさんかいている時期から読むべきでした。手法こそすべて手書きでメモしていたりとか、アナログなんですが、心意気はすごく勉強になります。書き起こしままの文章がどう整理されて掲載されるのかのビフォー/アフターも一例が出ているのですが、本人が話したことは変えずに、引き算の美学というか、本当にプロの業を見せられました。インタビュー本のバリエーションとして参考図書も出ていて、つい購入。これからも大切に読み返したい一冊です。2023/02/19
yukiko-i
18
人から話を引き出すうえでの工夫や心構えがわかりやすく書かれ、たいへん参考になった。2015/12/22
阿部義彦
11
雑食ライター永江朗さんのインタビューに関する考察。正統派から飛び道具的邪道まで。大変為になりました、下準備と打ち合わせ(特に依頼者との)が如何に大切かと言う事を痛感しました。2016/07/02
ちばっち
9
色々勉強になったし、純粋に面白かったです。インタビューする時や記事におこす時、見せ方や読み方の注意点などへぇ~と思いながら読み進めました。相手との距離感や載る媒体など様々な要素を考慮し、手法や口調を変えたりするなど色々考える事が多くてひたすら感心してしまいました。もちろん事前の勉強も大事だし、文字数が決められているので削らなければならない事も沢山あって労力の割に報わない仕事だなぁと思ってしまいました(←ちょっと失礼)でもインタビューする事の楽しさも伝わってきて奥が深いなぁと思いました。2017/02/18